清原博弁護士 伊東純也の2億円提訴の意図を推測「賠償受けたいなら新潮さんも含めた方が…」
2024年02月19日 15:10
芸能
伊東の代理人弁護士はこの日、「基本的には女性2名の証言だけで告訴が行われ、それによって告訴状受理のことが週刊誌に報じられたと。あたかも性加害があったかのような事実が一人歩きしてしまうような状況があった」と説明。報道後にスポンサー契約が終了するなど、多大な損害が生じたとし、大阪地裁にこの日、民事でも訴えを起こした。
伊東の弁護団によると、請求額はスポンサー報酬や放送が見送られたCM制作費、伊東がマネジメント会社に支払う損害賠償額、弁護士費用などの合計2億9425万円の一部。清原氏は「確かに被害の内訳を聞きましたから、2億円という損害は十分ありうると思いました」と、請求額には納得した様子だった。
一方で、民事提訴の相手が女性2人だけということには疑問を呈した。「2億円というのはかなり大きな額ですよね。本当に回収したい、賠償を受けたいと思うのであれば、女性2人だけではなく、会社である新潮さんも含めた方が、2億円を回復できる可能性がぐっと高まるわけですよね」と解説。「ところが、新潮さんには訴えをしない。女性に対してだけに巨額の賠償を請求するということで、言い方は悪いかもしれませんけど、ビビらせようかなという意図が伊東さん側にはあるのかな」と推測した。
清原氏の考えでは、女性側から刑事告訴されていることが重いという。「伊東さんにとって一番怖い点は、刑事で告訴されている(こと)。準強制性交致傷罪で立件されたくはないという気持ちが強くて、女性側のした告訴を何とかして取り下げていただきたい、そういう思いから、女性側へのプレッシャーとして、2億円という賠償で民事の裁判を起こしたように、私には見えていますね」と自らの見立てを口にした。
清原氏によると、女性の訴えが認められて立件されれば、伊東は逮捕、起訴、さらに「仮に有罪となれば実刑、執行猶予の付かない実刑判決が出る可能性が高いです」という。そのため、「何としてでも刑事事件にはして欲しくない。ならば、女性側が出している告訴は取り下げてもらいたい。その代わり、示談という形で、女性たちと話し合いでこの件を解決できないだろうか?そういう方向に持って行きたいという戦略の表れで、今回の2億円提訴が行われているのではないか」と見通した。