「ふてほど」ウイカ感激「私の青春そのもの」憧れクドカン作品初出演&阿部サダヲと初共演「震え止まらず」
2024年02月23日 12:00
芸能
ウイカが演じるのは、EBSテレビに勤める犬島渚(仲里依紗)と同期のドラマプロデューサー・羽村由貴役。90年代後半から00年代初頭に若者から絶大な支持を集めた大物脚本家“エモケン”こと江面賢太郎(池田成志)との新ドラマの制作が決まったが、そのミーティング中の出来事に悩み、カウンセラーの小川市郎(阿部サダヲ)に相談を持ち掛ける。金曜ドラマへの出演は連ドラ初レギュラーを務めた19年7月期「凪のお暇」以来、約5年ぶりとなる。
「宮藤さんと阿部さんは、私の青春そのものです」というウイカ。中学生の時、2人も所属する劇団「大人計画」の舞台「イケニエの人」をテレビ放送で見て、衝撃が走った。以来、大人計画や宮藤氏が作・演出を手掛ける「ウーマンリブ」シリーズの公演、2人もメンバーのパンクバンド「グループ魂」のライブに通った。
「さらに自分もバンドを始め、ついには役者を目指し、18歳で地元・大阪の劇団に入りました。高校の卒業文集には『大人計画に出たい』と書いていました。後輩からもらった卒業の色紙には(映画)『なくもんか』(主演)の阿部さんのイラストが書かれていました。ちゃんと証拠あります(笑)」と述懐。宮藤氏と阿部は「私の人生を大きく変えた存在で、青春時代はずっと彼らを追い、ファンから憧れへ、そして憧れから『目標』へと変わっていきました」と明かした。
「私と同じように『彼らを観て芝居を始めた』という同世代の役者がたくさんいます。いわば『クドカン世代』です。なので、磯山Pと宮藤さんのタッグ作品は言わずもがな。『IWGP』や『木更津キャッツアイ』は小学生の頃ですが、同じクラスのミユキちゃんと放送翌日にゴッコ遊びをしていたのも鮮明に覚えています。無自覚な幼い頃からクドカン作品を摂取して、欲していたんだなと、あらためて思い返しました」
役者・ウイカの原点となったクドカン作品に、ついに念願の初出演。「今回出演が決まり、喜びが膝に来て震えが止まりませんでした。青春時代を知る両親、高校の友人、そしてミユキちゃんも私と同じくらい喜んでくれるんじゃないかなと思います(笑)」と感激してやまない。ウイカの演技に期待が高まる。