TBS「さよならマエストロ…」⑤ 役と共鳴 10代最後の芦田に注目

2024年02月23日 07:00

芸能

TBS「さよならマエストロ…」⑤ 役と共鳴 10代最後の芦田に注目
20歳の市役所職員役を演じる芦田愛菜 Photo By スポニチ
 TBS日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(後9・00)は、オーケストラを題材に親子の絆の再生を描く物語。天才指揮者の父(西島秀俊)と反発する娘(芦田愛菜)が少しずつ距離を縮めていく。
 芦田が演じる娘は20歳の市役所職員。5年前のある事件をきっかけに父と決別した。音楽のない人生を送ってきたが、父が帰国したためまた振り回されるという役どころだ。芦田らしい笑顔を見せるよりも、怒りや苦しさを見せる表情が多い。

 東仲恵吾プロデューサーは「西島さんと芦田さんで親子の物語を紡いでいくのを見たいというのが一番大きな起用理由」と説明。「最初の芝居からお二人の持っている雰囲気が投影されていた。西島さんの決して悪人ではない、悪気がない感じや可愛らしさ。芦田さんも悪くなりきれない。その加減が絶妙でした」と振り返る。

 3歳から子役をやってきた芦田も、6月に今回の役と同じ20歳になる。「芦田さんが大人になっていく中で、この役に共鳴できるところもあるんじゃないかと思います」。10代最後の芦田に注目だ。(この項終わり)

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