藤井聡太王将 5歳で味わった将棋の“成功体験”「コテンパンに負かされていたら、嫌になっていたかも」
2024年02月23日 23:02
芸能
初めての対戦相手は、その祖母だった。「一番最初に対局したのは祖母だったんですけど、祖母も初心者で、始めてすぐに私の方が勝てるようになって。楽しくなって、どんどんはまっていったという感じでした」。勝つ喜びを知り、のめり込んでいった将棋の世界。司会の黒柳徹子が「(祖母が)道を作ってくれた」と話すと、藤井は「初めにコテンパンに負かされていたら、嫌になってやめていたかもしれない。初めに勝てたというのは、自分にとってすごく大きな体験で」と振り返っていた。
そのまま将棋のエリート街道に進むかと思いきや、小学校時代に通っていた名古屋市の東海研修会では、5連敗を記録することもあったという。当時のスタッフは番組の取材に「負けると(盤に)覆い被さって泣いていましたね。泣いているというか、おえつを出して」と、藤井の負けず嫌いな一面を明かした。
黒柳から「大泣きしていた」と振られると、藤井は「はい」と苦笑い。「子供のころは結構負けて泣いてしまうことも多くて、それだけ悔しかったということ」と話し、「今は泣いてしまうことはないですけど、悔しいという気持ちは当時と変わらずあります」と答えていた。
テレビ朝日開局65周年記念を記念した特番で、藤井のほか女優・芦田愛菜(19)、タレントのマツコ・デラックス(51)もゲストで登場した。