【甲子園】慶応エンジョイベースボール生みの親・上田前監督「何も言葉がいらないぐらい感動」

2023年08月24日 05:05

野球

【甲子園】慶応エンジョイベースボール生みの親・上田前監督「何も言葉がいらないぐらい感動」
決勝戦を見守った慶応の上田誠前監督(撮影・村井 樹) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会最終日決勝   慶応8-2仙台育英 ( 2023年8月23日    甲子園 )】 歴史が動いた瞬間、涙ではなく満面の笑みが浮かんだ。森林貴彦監督の恩師でもある上田誠前監督(66)は「何も言葉がいらないぐらい感動ですね。素晴らしい」と、歴史を動かした教え子の手腕を称えた。
 慶応を象徴する「エンジョイベースボール」の生みの親だ。森林監督が高2だった90年秋に監督に就任すると、上下関係を撤廃するなど野球を心から楽しむ環境をつくった。15年に退任するまで春夏通じて4度、甲子園出場。今大会では、自由な髪形でクールに躍動する慶応ボーイに注目が集まったが「08年夏に出たときは何も取り上げてくれなかったですけどね」と笑った。年月とともに慶応のスタイルが世間からも注目されるようになり「ようやくこうやって議論とかがされるようになった。慶応出身じゃない人も応援してくれることがうれしい」と喜んだ。

 自身の掲げた「エンジョイベースボール」がようやく日本一までたどり着いた。「ここまで連れてきてありがとうしかないですね」と感無量だった。(村井 樹)

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