“大谷不在”のエンゼルス 痛恨逆転負け、3連敗で今季最多借金5 またも遠のくPO圏内

2023年08月24日 08:17

野球

“大谷不在”のエンゼルス 痛恨逆転負け、3連敗で今季最多借金5 またも遠のくPO圏内
<エンゼルス・レッズ>第1試合の2回、投球後に顔をしかめる大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【インターリーグ   エンゼルス4ー9レッズ ( 2023年8月23日    アナハイム )】 エンゼルスの大谷翔平投手(29)が23日(日本時間24日)、敵地での、レッズとのダブルヘッダー第1戦に「2番・投手兼DH」で出場。メジャー単独トップとなる44号先制弾を放った直後の2回途中、突然のアクシデントのため降板した。試合も3回の打席で代打を送られて途中交代。球団は降板の理由を「腕の疲労」と発表した。大谷を欠いたチームは完全に勢いを失い、逆転負けで3連敗。借金は今季最多の5となった。
 2回1死一塁、打者、エンカーナシオン・ストランドに対し、5球目を投じた直後、大谷はマウンド上でベンチに向けて首を左右に振った。指先を気にする素振り、腕や腰を伸ばす仕草も見せており、ベンチからトレーナーとともにフィル・ネビン監督がマウンドへ。短い会話の後、大谷は歩いてベンチへと戻った。

 打者としては完璧な一打を見せつけた。初回無死一塁、レッズ先発・アボットの投じた初球の内角寄り92・9マイル(約149・5キロ)直球を強振。右中間席中段へ、4試合ぶりとなる豪快な44号先制2ランを叩き込んだ。打球速度115・7マイル(約186・2キロ)、飛距離442フィート(約134・7メートル)、角度20度の完璧な当たりだった。

 存在が大きすぎるだけに、穴も大きすぎた。大谷降板後、緊急登板にも奮闘していた2番手・アンダーソンが3-1の5回、デラクルーズに逆転3ランを被弾。その後に登板したリリーフ陣も相手打線を止めることはできず、7回に決定的な4点を失った。

 悲願のプレーオフ進出に向け、大型補強で挑んだ8月はこれで5勝15敗。目標はまさに風前の灯火となりつつある。

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