大谷は右肘じん帯損傷を知った上で第2戦に先発出場、エ軍GM「彼は“今夜もプレーしていいのか?”と」

2023年08月24日 17:06

野球

大谷は右肘じん帯損傷を知った上で第2戦に先発出場、エ軍GM「彼は“今夜もプレーしていいのか?”と」
大谷の右肘について語るペリー・ミナシアンGM(撮影・杉浦大介通信員) Photo By スポニチ
 【ア・リーグ   エンゼルス3―7レッズ ( 2023年8月23日    アナハイム )】 エンゼルス・大谷翔平投手(29)が、右肘じん帯損傷で、今季残り試合で登板しないことになった。23日(日本時間24日)、本拠地アナハイムでのレッズとのダブルヘッダー第2戦後、ミナシアンGMが発表した。
 ミナシアンGMは、「断裂の部位がある。今季残りは登板しない」と、大谷は今季残り試合に登板しないことを明言。大谷は右肘じん帯損傷を知った上で第2戦に先発出場したと言い、「彼はプロだ。これまで違った反応をする選手も見てきたが、彼は心をかき乱されてはいなかった」と声を詰まらせながら話した。そして、「彼は“今夜もプレーしていいのか?今夜もプレーしたい”と言った。彼は精神的に強い。だから彼のようなことができる。彼があのように反応し、プレーしたという事実は凄いことだ」と大谷との会話を明かした。

 今後、セカンドオピニオンを仰ぎ、手術の判断をする。現時点では全治は不明としている。25日(日本時間26日)からの敵地ニューヨークでのメッツ戦に帯同するかは未定。同DMは「ダブルヘッダーの2試合目は出場させたが、基本的には毎日様子を見ながらになる。それが現状だ」と説明した。

 大谷は、ダブルヘッダー第1戦に「2番・投手兼DH」で出場。メジャー単独トップとなる44号先制弾を放った直後の2回途中、突然のアクシデントのため降板した。試合も3回の打席で代打を送られて途中交代。球団は降板の理由を「腕の疲労」と発表していた。大谷は、第2試合に「2番・DH」で出場し、5打数1安打だった。チームはここまで128試合を戦い、大谷はこのうち126試合に出場。5月2日(同3日)のカージナルス戦に欠場して以降は98試合連続でスタメン出場、投手としても23試合に登板してきた。今季の通算の打撃成績は、126試合で467打数142安打、44本塁打、91打点、打率・304、17盗塁、投手成績は23試合で10勝5敗、防御率3・14となっている。

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