【甲子園】慶応・森林監督の著書がバカ売れ! アマゾン1位に 「ビジネス書としても素晴らしい」の声 

2023年08月24日 08:33

野球

【甲子園】慶応・森林監督の著書がバカ売れ! アマゾン1位に 「ビジネス書としても素晴らしい」の声 
<仙台育英・慶応>ナインに声をかける慶応・森林監督(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会最終日・決勝   慶応8―2仙台育英 ( 2023年8月23日    甲子園 )】 第105回全国高校野球選手権大会最終日は23日、甲子園球場で決勝が行われ、慶応(神奈川)が仙台育英(宮城)を8―2で下して1916年以来、107年ぶり2度目の優勝を果たした。
 優勝による注目度アップの余波か、2020年に森林貴彦監督が出版した「Thinking Baseball――慶應義塾高校が目指す“野球を通じて引き出す価値”」が。24日現在でAmazonの「本」ランキングで1位に立った。

 同校OBの森林監督は、慶大時代に学生コーチとして母校を指導。卒業後、会社員として3年間働くも「学生コーチの充実した4年間が忘れられなかった」と指導者を志した。教員免許を取得し、28歳だった02年に母校コーチに就任。15年秋に監督に就任し、上田誠前監督が掲げた「エンジョイベースボール」を継承すると決めた。そして新たに掲げたのが「常識を覆す」だった。

 その象徴として選手に自主性を求めた。「指導者の指示通りに動くだけでは、高校野球は人材育成の場として物足りない。高校野球の中で個性や多様性を追求していくことが必要」。だから、髪形は丸刈りでも長髪でも構わない。練習は選手が考案し、打席での狙い球は選手自身が考える。決勝でも相手先発の湯田統真(3年)に「追い込まれる前に高めの直球を狙うのはどうか」と方針を示した上で、狙い球など最終的な判断は選手個人に任せた。そして、仙台育英の最強投手陣から13安打8得点を奪った。

 著書の出版は2年前だが、このころからすでに体罰や投球過多、丸刈り強制などからの脱却とともに「高校野球は変わらないといけない!」と強く訴えている。

 Amazonのユーザーレビューでは「ビジネス書としても素晴らしい。上司になる方にも読んでほしい」「選手を大人扱いし、人間としての成長を促す森林監督の指導法は部活動のあるべき姿だと感じた。野球部に関わる全ての方にお勧めしたい」「森林先生のような方が全国にいて欲しいと思いました!指導者にも保護者にも是非読んで欲しい一冊です!」などと絶賛の声が相次いでいる。

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