【甲子園】慶応、107年ぶり快挙から一夜 森林監督には1000件ものメッセージ ウイニングボールは…

2023年08月24日 10:40

野球

【甲子園】慶応、107年ぶり快挙から一夜 森林監督には1000件ものメッセージ ウイニングボールは…
笑顔でインタビューに答える慶応・森林監督(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 107年ぶりの甲子園制覇から一夜明け、慶応(神奈川)の森林貴彦監督と大村昊澄主将(3年)が大阪府内の宿舎で取材対応した。
 1000件以上のメッセージを受け取ったという森林監督は「(最後)レフトが捕った場面とかはスローモーションで回想しました。“おめでとう”と言われて返事をしながら自分たちの成し遂げた事の大きさに気付きました」と歴史的快挙を振り返った。

 慶応は「エンジョイベースボール」を掲げ、自由な髪型や選手自身で考えて心から楽しむ野球で日本一に立った。「高校野球の常識を変えたい」と何度も口にしてきた大村は「自分たちが優勝することに価値があると思っていた。新しい高校野球をつくる、新しい風を吹かすきっかけにはなったと思います」と喜びを表現した。

 23日の決勝後、宿舎でウイニングボールを手渡された森林監督は「ここにみんなのやってきた思いとかが凝縮されているなと思って感慨深く見つめました。家に置いていたりすると怒られるので、みんなが見えるところに飾りたいです」と笑顔。日本一に立った全部員に向けては「まずはありがとうと。一方で甲子園優勝というのを人生最高の思い出にしないようにと。振り返った時にそこにしかすがれないような人生にはしてほしくない。これよりももっと素晴らしい経験をしてほしい」と言葉を贈った。(村井 樹)

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