【大谷の過去の右肘じん帯損傷】18年6月に発症、10月にトミー・ジョン手術 21年4月に復活勝利

2023年08月24日 17:18

野球

【大谷の過去の右肘じん帯損傷】18年6月に発症、10月にトミー・ジョン手術 21年4月に復活勝利
<エンゼルス・レッズ>第1試合の2回、降板する大谷(右から2人目)(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 エンゼルス・大谷翔平投手(29)が、右肘じん帯損傷で、今季残り試合で登板しないことになった。23日(日本時間24日)、本拠地アナハイムでのレッズとのダブルヘッダー第2戦後、ミナシアンGMが発表した。
 大谷は、18年6月8日にも「右肘内側側副じん帯損傷」で自身初の故障者リスト(DL)入りしている。当時は、PRP(多血小板血しょう)注射による治療などを受け、7月3日のマリナーズ戦で打者として復帰した。

 同年の9月2日のアストロズ戦では投手として復帰したが、同5日の精密検査で右肘じん帯に新たな損傷があることが判明。腱移植手術(通称トミー・ジョン手術)を勧告され、シーズン終了後の10月1日に手術を受けた。

 翌20年7月26日のアスレチックス戦で右肘手術から1年10カ月ぶりに投手として復帰したが、8月3日に右肘付近の屈筋回内筋痛と診断されて、同年中の投手としての復帰は消滅した。

 そして、21年2月24日(日本時間25日)、キャンプ地のアリゾナ州テンピでライブBP(シート打撃)に初登板し、最速97マイル(約156キロ)をマーク。4月26日のレンジャーズ戦に「2番・投手」で出場し、5回4失点9奪三振で3年ぶりの白星を挙げた。

 ▽肘じん帯再建手術 損傷した肘のじん帯(内側側副じん帯)を切除し、他の部位から正常な腱を移植する手術。従来の手法なら投手では復帰に1年以上かかる。1970年代に故フランク・ジョーブ博士が考案し、ドジャースの投手だったトミー・ジョンが74年に初めて受けたことにちなみ「トミー・ジョン手術」とも呼ばれる。日本球界では村田兆治(元ロッテ)が最初に受け、以降、桑田真澄(元巨人)、ダルビッシュ有(パドレス)、前田健太(ツインズ)ら、多くの投手が経験した。

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