日本ハム・吉田が待望の今季1軍初昇格へ 25日西武戦から合流

2023年08月24日 22:45

野球

日本ハム・吉田が待望の今季1軍初昇格へ 25日西武戦から合流
2月9日の韓国・サムスンの練習試合で力投する吉田 Photo By スポニチ
 日本ハムの吉田輝星投手(22)があす25日の西武戦(ベルーナ)から今季初の1軍昇格することが24日、分かった。昨季は主に救援で自己最多の51試合に登板も、今季は春先から状態が上がらず開幕2軍スタート。22日の楽天戦で加藤貴之投手(31)が左肘の張りを訴え、次回登板は見送られる方針。代わりに救援のジェームス・マーベル(29)が先発調整するため、ロング救援が可能な右腕にチャンスが巡ってきた。
 今季開幕を目前に控えた3月11日の阪神とのオープン戦。思い出の聖地で3回から登板した吉田は勝ち投手となったが、2回2/3を8安打4失点と不本意な内容だった。「もう2軍です。もう一度自分を磨き直して、変わったなというところを見せてもらわないと」と、新庄監督に降格を言い渡された日から5カ月。ようやく吉田が、1軍の舞台に帰ってくる。

 昨季は主に救援で自己最多の51試合に登板し2勝3敗、5ホールド。先発ローテーション入りを目指して昨オフから新フォームへの改良を図ったが、今季開幕には間に合わなかった。キャンプは1軍スタートも阪神戦後に2軍降格し、吉田は「まず自分のベストボールを投げられるように調整しないと」と、出直しを誓ってきた。
 今季2軍では34試合に登板し1勝5敗、3セーブ、防御率5・16。春先の不振で成績こそ振るわないが、直近5試合では計5回0/3を5安打1失点、防御率1・80をマーク。23日のイースタン・リーグ西武戦では8回から3番手で登板し、最速148キロの直球を軸に1回打者3人を、わずか14球で無安打無失点と完璧に封じてみせた。

 22日の楽天戦で先発した加藤貴が左肘の張りを訴え、次戦29日のロッテ戦はマーベルが先発する見通しだ。「将来的には絶対先発をやりたいので、諦めたくない」。そう語っていた吉田は、まずは与えられた場所を全うする。

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