阪神・森下 内角大歓迎! 69年田淵に並ぶ球団新人最多9死球も「当たっていい」

2023年08月24日 05:15

野球

阪神・森下 内角大歓迎! 69年田淵に並ぶ球団新人最多9死球も「当たっていい」
<神・中>3回、死球を受ける森下 (撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神7―2中日 ( 2023年8月23日    京セラD )】 阪神・森下が新たな勲章を手に入れた。3回2死で東海大相模の先輩・小笠原の初球スライダーが左足に当たり、広島・上本とリーグ最多で並ぶ9個目の死球。球団新人としては69年の田淵幸一と並ぶ最多を数えた。
 「インコースを攻められているのは感じている。そこは攻められるものだと思って打席に入っている」

 117試合で9死球だった田淵に対し、森下は約半分の出場63試合しかなく、ハイペースぶりが際立つ。ただし、前回8個目は1カ月以上前の7月17日の中日戦の5打席目。厳しい「内角攻め」を、むしろ歓迎した。

 「デッドボールが当たれば、投げづらくなると思うので、それは当たっていい」

 警戒を強める相手バッテリーの執拗(しつよう)な攻めを気にしない。そして、逃げない。何度もぶつけられても、踏み込んで強い気持ちで立ち向かってきた。だから、好成績を徐々に残せるようになってきた。実際に小笠原には次の打席も内角を攻められた。

 「何とか大山さんにつなごうと思った結果がいい結果になった」

 1点劣勢の5回先頭。内角直球を引っ張り込んだ痛烈な左前打が逆転の起点になった。初回の中前打と合わせてマルチ安打。小笠原には通算打率・800(5打数4安打)とし、改めてキラーぶりも見せつけた。22日に記録した20打席ぶりの安打から明らかに復調。「いつも通りやるだけ」。強打者の勲章が誇らしい。(石崎 祥平)

 ○…森下(神)が3回に死球を受けた。シーズン9個目で、阪神新人選手では69年田淵に並ぶ球団記録となった。出場63試合目で、チームは31試合を残しており、シーズン13死球ペースなら78年古屋(日)と11年伊志嶺(ロ)の持つ新人記録に並ぶ。ただし前回7月17日の8個目までを出場36試合、125打席で記録していたのに対して、今回の9個目は前回から27試合、123打席ぶりと久々だった。

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