【甲子園】「サラサラヘア対決」「初の東北勢8強3校」アマ野球担当キャップが見た新時代の到来

2023年08月24日 05:05

野球

【甲子園】「サラサラヘア対決」「初の東北勢8強3校」アマ野球担当キャップが見た新時代の到来
<仙台育英・慶応>優勝に歓喜の慶応・丸田(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会最終日決勝   慶応8-2仙台育英 ( 2023年8月23日    甲子園 )】 4年ぶりに戻ってきた歓声が夏を彩った。一投一打に沸くアルプス席、試合後はガラガラ声で取材に臨む選手たち。甲子園を去る誰もが、悔いなき表情だった。
 新時代の到来。準決勝では土浦日大―慶応の「サラサラヘア対決」が実現した。慶応の丸田湊斗(3年)は「美白王子」として人気者に。丸刈りで汗と涙を流す高校野球から慶応Vが転機になりそうだ。昨夏、仙台育英が東北勢初の甲子園優勝を果たした影響もあり、東北勢がハッスル。8強に3校も残ったのは史上初の快挙で、勢力図に変化ありだ。

 5回終了時に熱中症対策のため10分間の「クーリングタイム」を導入。課題はあったが現場では賛成多数だった。準決勝の仙台育英―神村学園戦では微妙な判定にネット上ではバッシングが起こった。審判員、選手にとって後悔のない試合であるために、リプレー検証の導入も視野に入れるべきだろう。

 アルプスが一体となる「盛り上がりが足りないっ!」の応援が大流行。大声で熱狂したい、みんなの願いがかなった夏だった。(スポニチ本紙アマチュア野球担当キャップ・柳内 遼平)

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