カブス・今永昇太、まさかの大乱調 ともに自己ワースト8被安打7失点 防御率1・86もトップからは陥落

2024年05月30日 10:18

野球

カブス・今永昇太、まさかの大乱調 ともに自己ワースト8被安打7失点 防御率1・86もトップからは陥落
カブス・今永(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ   カブス-ブルワーズ ( 2024年5月29日    ミルウォーキー )】 カブスの今永昇太投手(30)が29日(日本時間30日)、敵地でのブルワーズ戦に先発。4回1/3を投げ、ともに自己ワーストとなる8被安打、7失点でマウンドを降りた。防御率は1・86となり、リーグトップの座からは陥落した。
 中10日と休養十分のマウンド。初回に落とし穴があった。先頭のオルティスに直球を叩かれ、右中間二塁打を許すと、1死後、イエリチに投じた初球の93・2マイル(約150・0キロ)直球は右中間スタンドへとはじけ飛んだ。打球速度110・5マイル(約177・8キロ)、441フィート(約134・4メートル)と完璧に捉えられた特大弾だった。

 さらに3回には5安打を集められ、5失点。1-5の2死二塁からパーキンスに左中間2ランを浴び、メジャーでは初めての1試合複数被本塁打も経験した。4回はこの試合初めての3者凡退。5回1死からイエリチに四球を出した時点で降板した。

 当初は24日(同25日)のカージナルス戦に先発予定だったが、雨天中止に。スライド先発はせず、7回無失点だった前回登板18日(同19日)のパイレーツ戦から中10日で、同地区首位・ブルワーズとの一戦へと回った。

 5月はここまで4登板中、2度が中4日の登板。スライドせず、十分に間隔を開けたことについてクレイグ・カウンセル監督が「彼は異なるリーグ、異なるスケジュール、異なる移動スケジュール、異なる文化への移行を行なっている。それは彼に多くの負担をかける。私たちが(今永の)タンクを補充するためにいくつかのことを行うことができれば、長い目で見れば有益かもしれない」と説明。環境の異なるメジャーで、移籍1年目からフル回転していることもあり、今後を見据えての措置となった。

 今永は試合前まで9試合に先発し5勝0敗。防御率0・84は両リーグトップで、防御率が公式記録になった1913年以降、新人投手のデビュー9先発では歴代最高となった。日本投手のデビューからの連勝記録は、02年石井一久(ドジャース)、14年田中将大(ヤンキース、現楽天)の6連勝となっている。

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