日本ハム・伊藤大海 駒大苫小牧2年春以来の甲子園で白星!「いい緊張感で投げられた」

2024年05月30日 06:00

野球

日本ハム・伊藤大海 駒大苫小牧2年春以来の甲子園で白星!「いい緊張感で投げられた」
<神・日>阪神に勝利し、新庄監督(右)とハイタッチをする伊藤(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【交流戦   日本ハム8―2阪神 ( 2024年5月29日    甲子園 )】 日本ハム・伊藤大海投手(26)が29日、阪神戦に先発し5回6安打2失点で、32日ぶりに開幕から無傷の今季4勝目をマークした。駒大苫小牧2年春の選抜以来となる甲子園のマウンドで、走者を背負いながらも我慢の投球で耐えた。前日が雨天中止となり、これでチームは交流戦白星発進。今季最多タイとなる貯金8に戻した。
 まだ華奢(しゃ)だった16歳の春から見違えるほどたくましくなった。ユニホームの袖から飛び出す伊藤の二の腕はずいぶんとがっしりした。

 「甲子園初登板でしたが、いい緊張感で投げることができました。登板間隔が空いていたのと、最近は序盤に失点することが多かったので、初回を大事に入りました」

 決して調子がよかったわけではない。3回1死満塁をしのいだが、4回2死一、二塁では投手の大竹に左前適時打を浴び、5回1死満塁では渡辺諒に左犠飛を許した。それでもそれぞれのイニングを最少失点のしのいだ。

 5回6安打2失点。今季開幕投手も務めた新エースは「少し飛ばしすぎたのと、慎重になりすぎた。もう少し大胆に投げられたらよかった」と振り返るが、ピンチを耐え、我慢しながら試合をつくった。4月27日のオリックス戦以来となる4勝目は心地よかった。

 前日は雨天中止となり、仕切り直しの交流戦初戦。「交流戦をしっかり勝ち切るイメージ持ってチームとしてもやっていきたい」。甲子園登板は駒大苫小牧2年春の14年選抜以来、10年ぶりだ。当時は高校の先輩である楽天・田中将も背負った背番15で初戦の創成館(長崎)戦で完封勝利。いい思い出のはずだったが、「あの時はがむしゃらに野球をやっていたので、全然覚えてない」と苦笑いだが、相性のよさは10年経過しても変わらない。

 新庄監督は交流戦終了までに、首位ソフトバンクとの2ゲーム差まで縮めることをノルマに掲げる。たかが1試合だが“開幕戦”をエースで勝利したことは、大きな意味を持ちそうだ。

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