カブス・今永昇太 大乱調でメジャー初黒星 自己ワースト8被安打&7失点、防御率1・86はナ2位に

2024年05月30日 11:12

野球

カブス・今永昇太 大乱調でメジャー初黒星 自己ワースト8被安打&7失点、防御率1・86はナ2位に
カブス・今永(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ   カブス6-10ブルワーズ ( 2024年5月29日    ミルウォーキー )】 カブスの今永昇太投手(30)が29日(日本時間30日)、敵地でのブルワーズ戦に先発。4回1/3を投げ、ともに自己ワーストとなる8被安打、7失点でマウンドを降りた。防御率は1・86となり、リーグトップの座から陥落した。
 中10日と登板間隔を十分に明け、同地区首位のブルワーズとの一戦に臨んだが、初回に落とし穴があった。先頭のオルティスに直球を叩かれ、右中間二塁打を許すと、1死後、イエリチに投じた初球の93・2マイル(約150・0キロ)直球は右中間スタンドへとはじけ飛んだ。打球速度110・5マイル(約177・8キロ)、441フィート(約134・4メートル)と完璧に捉えられた特大弾だった。

 さらに3回には5安打を集められ、5失点。1-5の2死二塁からパーキンスに左中間2ランを浴び、メジャーでは初めての1試合複数被本塁打も経験した。4回はこの試合初めての3者凡退で終えたが、5回1死からイエリチに四球を出した時点で降板した。

 試合前まで9試合に先発し5勝0敗。防御率0・84は両リーグトップで、防御率が公式記録になった1913年以降、新人投手のデビュー9先発では歴代最高だった。

 しかしこの日の乱調で防御率は1・86に。すでに9勝を挙げ、防御率1・75と抜群の安定感を誇るフィリーズ・スアレスにトップの座を明け渡すこととなった。

 日本投手のデビューからの連勝記録は、02年石井一久(ドジャース)、14年田中将大(ヤンキース、現楽天)の6連勝だったが、偉大な先輩の記録に肩を並べることはできなかった。

おすすめテーマ

2024年05月30日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム