巨人・井上温大 4回完全投球で615日ぶりプロ2勝目「凄い投げやすかったので岸田さんに感謝したい」

2024年05月30日 22:29

野球

巨人・井上温大 4回完全投球で615日ぶりプロ2勝目「凄い投げやすかったので岸田さんに感謝したい」
<巨・ソ>勝利を喜び合う井上(左)とヘルナンデス (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【交流戦   巨人6―5ソフトバンク ( 2024年5月30日    東京D )】 巨人の5年目左腕・井上温大投手(23)が30日のソフトバンク戦(東京D)に4回から2番手として登板し、7回までの4イニングを完全投球。2022年9月23日に行われた中日戦(バンテリンD)の初勝利以来615日ぶりとなるプロ2勝目を挙げた。
 先発右腕・高橋礼が新人時代から昨季まで6年間所属した古巣・ソフトバンクとの初対決で3回8安打5失点KO。だが、0―5で迎えた3回に巨人打線は丸の適時打、ヘルナンデスの来日1号3ラン、岡本和の10号2ランで一挙6点を奪って逆転に成功した。

 井上は6―5で迎えた4回から2番手として登板。すると、4イニングで5三振を奪い、一人の走者も許さず。最速149キロを計測し、45球の快投だった。

 1点リードのまま迎えた9回を4番手左腕・バルドナードが3人でピシャリと抑えてチームの勝利が決まると、ベンチで戦況を見守っていた井上は拍手して破顔一笑。終始ニッコニコで上がったお立ち台では感激を隠せなかった。

 「ブルペンで内海コーチに“一人ずつ丁寧にいけ”って言われたんで、一人ひとり丁寧に抑えていこうと思って投げました」とまずは第一声。

 結局、4回を無安打無四球5奪三振に仕留めたが、「一人ひとり丁寧に投げた結果が、こういう結果になったと思うので、これからも継続してやっていきたいと思います」と笑みをこぼした。

 ソフトバンクの超強力打線から5三振を奪ったことについて聞かれると「(捕手の)岸田さんが凄い体を使ってジェスチャーしてくれて、凄い投げやすかったので岸田さんに感謝したいです」と“年上女房”に感謝してはにかんだ23歳。

 615日ぶりの白星には「最高です!」と素直に一言発し、スタンドから大きな拍手と歓声が降り注ぐと、「もっともっとゼロを積み重ねて、いいピッチャーと認めてもらえるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!」とファンに向けてもメッセージを送っていた。

 ▼阿部監督 凄かったですね。ナイスピッチングだと思います。凄く自信になったと思いますよ。この素晴らしいバッターがそろったソフトバンク打線を抑えられたっていうのはね、自信につなげてほしいなと思う。(次回は先発?)今のところはいかせようかと思っている。

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