藤井聡太王将「序盤から一手一手非常に難しい将棋」菅井八段に先勝も“苦しかった”と本音語る

2024年01月08日 19:10

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藤井聡太王将「序盤から一手一手非常に難しい将棋」菅井八段に先勝も“苦しかった”と本音語る
<第73期ALSOK杯王将戦第一局・二日目>大盤解説会参加者にあいさつする藤井王将(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 将棋の第73期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)第1局は、7、8の両日、栃木県大田原市の「ホテル花月」で指され、将棋の藤井聡太王将(21)=8冠=が菅井竜也八段(31)に120手で勝利した。通算成績は藤井の1勝0敗。
 藤井王将は対局後「本局は序盤から一手一手非常に難しい将棋で、中盤はうまく指されて苦しい局面もあった。次の対局に活かしたい」と第1日から続いた我慢比べの戦いを振り返り、次戦を見据えた。

 第2局は今月20、21日に佐賀県上峰町の「大幸園」で指される。両者の公式戦での対戦成績は藤井王将の10勝4敗となった。タイトル戦は藤井叡王が3勝1敗で防衛した昨年の叡王戦以来2度目。

 ▽王将戦 1950年(昭25)に一般棋戦として誕生。翌51年からタイトル戦となる。初代王将は木村義雄名人。通算獲得数1位は大山康晴15世名人の20期で、羽生善治九段が12期で続く。現行の7番勝負対局規定は持ち時間各8時間(ストップウオッチ計測)の2日制。2日間とも午前9時に開始し、第1日は午後6時時点で手番側が封じ手を行い、指し掛ける。第1局は振り駒で先後を決め以降第6局まで交互に指す。第7局に持ち込まれた際には改めて振り駒を行う。先に4勝した棋士が王将位に就く。

 ≪藤井王将 防衛ならタイトル戦新記録20連勝≫ 藤井は2020年7月に棋聖位を獲得以来、昨年の竜王戦まで出場タイトル戦19連勝中。大山康晴15世名人がマークした1963~66年のタイトル戦最長連勝記録に並んだ。王将戦で防衛すれば新記録の20連勝の可能性があるが、進行次第では2月開幕の棋王戦5番勝負(対伊藤匠七段)で実現する場合もある。ちなみに大山の記録は当時あった全てのタイトル戦に出場した結果だった。

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