俵万智さん「NHK短歌」自身初の選者に!当時は「ずっと実用品」大河「光る君へ」今度は講座番組とコラボ

2024年01月19日 00:00

芸能

俵万智さん「NHK短歌」自身初の選者に!当時は「ずっと実用品」大河「光る君へ」今度は講座番組とコラボ
NHK大河ドラマ「光る君へ」との年間コラボレーション企画として「NHK短歌」初レギュラーが決まった俵万智さん Photo By 提供写真
 2004年度には「愛する源氏物語」で第14回紫式部文学賞に輝いた歌人の俵万智さん(61)が今年4月からNHK Eテレ「NHK短歌」(日曜前6・00~6・25)にレギュラー出演することが決定した。女優の吉高由里子(35)が主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)との年間コラボレーション企画で、番組の選者(毎月第2週)を自身初担当。俵さんは「ドラマによって、その時代をイメージしやすいというメリットを生かしつつ、古典和歌の世界を楽しみましょう。それが実作にも役立つような講座にしていきたいと思います」と意気込んでいる。
 1997年度にスタートした「NHK歌壇」から続き、05年度に現タイトルとなった番組。毎月第1週から第4週までテーマを決め、人気の歌人が選者を担当。全国からの投稿歌のうち優れた作品を選ぶなど、様々な角度から楽しく短歌を学ぶ。

 「光る君へ」は「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」など生んだ“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 さらにバージョンアップされる新年度のMCは第1・2週がヒコロヒー、第3・4週が尾崎世界観。選者&テーマは第1週が川野里子さん&「“私”に出会おう~2年目の飛躍~」、第2週が俵さん&「光る愛の歌」、第3週が大森静佳さん&「“ものがたり”の深みへ」、第4週が枡野浩一さん&「あなたへの手紙 かなたへの手紙」。

 俵さんの「NHK短歌」へのレギュラー出演は今回が初。「NHK歌壇」時代の99年度などに司会進行、05・11・16年度にゲスト出演しているが、選者を務めるのも意外や今回が初となる。

 「源氏物語」には800首近くの和歌が登場し、俵さんは「人間関係の要としての和歌は、現代よりずっと実用品でした。ドラマによって、その時代をイメージしやすいというメリットを生かしつつ、古典和歌の世界を楽しみましょう。それが実作にも役立つような講座にしていきたいと思います」とコメント。担当週は「光る君へ」とのコラボ。ドラマのシーンなどを活用しながら、紫式部がつづった「源氏物語」の歌を読み解き、女性たちの恋心に迫る。高校教師を務めた経験もあり「源氏物語」に造詣の深い俵さんが、優しい語り口で解説していく。ドラマ出演者もスタジオゲストに招く。

 「光る君へ」はEテレの人気長寿アニメ「おじゃる丸」(月~木曜前6・40~6・50/後5・00~5・10)とも異色の年間コラボを展開している。

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