宮藤官九郎「パワハラなぜダメなのか?」新作ドラマは令和への問題提起 視聴者に「見て話し合ってほしい」
2024年01月19日 12:54
芸能
宮藤は、作品について「自分はまだまだ若いつもりだったんですけど…50代となり、我々世代が見て笑えるコメディーを作りたいというのがきっかけ」と説明。「若い世代に楽しんでもらえるか不安だったんですけど、大丈夫そうで安心しました」と、試写会の反応に納得していた。
作品には、昭和の“コンプライアンスがん無視”な、ハラスメント満載の言動やあらゆる面が描かれているが、「昭和ってこうだったんですかってなるかもしれませんが、必ずしも、こうでなかった部分もあります」と主張。その上で、ハラスメントに厳しい現代については「いろいろ『だめ』なことが多いですが、なぜダメなのかを、考えなくなっているな…と思います」と指摘した。
第1話のサブタイトルは「頑張れって言っちゃダメですか」。宮藤は、サブタイトルは毎回「◯◯しちゃダメですか」で統一しているといい、「今は、何でも“だめ”って言葉で終わりにして、なぜダメなのかを考えていない」と私見を述べ、初回について「『頑張れ』としか言われてこなかった昭和。今は、『頑張れ』も気軽には言えない時代になった。『なぜ頑張れと言ったらダメなのか』ということを考えるきっかけにしたい」とし、「ドラマを見た後に、話し合って欲しいですね」と、視聴者への期待を込めた。