【男優助演賞】宮沢氷魚 即興「自分が演じる意味を」 公私で充実 海外進出も視野
2024年01月19日 05:00
芸能
松永大司監督から「こう演じてほしい」と言われなかった。自分が持つ要素を役柄に与えてみたり、自分の人生に役の経験をあてはめた時にどう感じるか考えたり、役と自分を重ねながら作り上げた。「“こう演じて”と言われたら、ある意味で楽ですよ。でも、それだと自分が演じる意味が生まれないので」。宮沢氷魚だからこそどう演じるのか。それを追求した結果の受賞だ。
新鮮だったのは松永監督の撮影手法。「即興に近い撮り方。台本もセリフもあるけど、松永さんは“思うようにセリフを言っていいよ”って。自然体でいられる環境で、目の前にいる人とそこで生きることだけに専念ができた」と振り返った。
4月に30代に突入する。「もっと広い世界を見たい。それが30代の目標」と見据えるのは海外進出だ。パートナーの女優黒島結菜(26)が第1子を妊娠していることも公表し、公私で充実した30代へと入っていく。