菅井友香 “帝王”の言葉が道しるべに「勇気を頂いた」 厳しい環境踏み出し、難役で新境地へ

2024年02月11日 05:00

芸能

菅井友香 “帝王”の言葉が道しるべに「勇気を頂いた」 厳しい環境踏み出し、難役で新境地へ
難役に挑戦している菅井友香(撮影・西尾 大助)
 櫻坂46の前キャプテンで女優の菅井友香(28)が新たな顔を見せている。テレビ東京の主演ドラマ「チェイサーゲームW パワハラ上司は私の元カノ」(月曜深夜2・35)でレズビアンを好演中。6年半ぶりのドラマ出演にして難しい役どころとなったが「刺激がたくさんあって挑戦になると思った。ダブル主演とか初めてのものが多くて、何もかもが勉強になりました」と前向きに取り組んだ。
 ゲーム会社を舞台に、かつて恋人同士だった2人が上司と部下として再会し、繰り広げられる愛憎劇。上司を演じる中村ゆりか(26)とダブル主演を務めている。「育ててくれた祖母にもレズビアンであることを言えないような抱えた思い、育った環境とか、周りに見せる顔を凄く考えました」。女性同士ということを意識せず、あくまで演じるキャラクターの内面を意識して撮影に臨んだ。

 演じる上で心の支えになっているのが「2時間ドラマの帝王」と呼ばれる船越英一郎(63)の言葉だ。昨年10~12月に上演された舞台「赤ひげ」で船越演じる主人公の医師を支える奉公人を演じた。厳しい稽古で心が折れかけた時に「ずっとグループでキャプテンをやって最後までやり遂げた。他にない力、輝きを持っているから自分の魅力をもっと信じていい」と送られたエールを今も大切にしている。

 「役者として経験も実力もまだまだで、やってきた(アイドルからの)道筋が他の方たちとは違うなと感じることもあった。でも、それがむしろ強みだと言ってくださった。勇気を頂いた」

 上演中の昨年11月には杏(37)や松坂桃李(35)、菅田将暉(30)らが所属するトップコートへの移籍を発表した。「厳しい環境に踏み出して、もう一回お芝居を学んでいきたかった」と、さらなる磨きをかけようと、人気役者が集う新天地に身を置いた。

 「赤ひげ」に続く今作の熱演で女優としての評価は日に日に高まっている。偉大な先輩たちの背中から学び、大きく羽ばたいていく。(前田 拓磨)

 ◇菅井 友香(すがい・ゆうか)1995年(平7)11月29日生まれ、東京都出身の28歳。15年欅坂46の1期生オーディションに合格。17年からグループの初代キャプテンを務める。特技は馬場馬術。17年から21年まで日本馬術連盟の「馬術スペシャルアンバサダー」を務める。愛称はゆっかー。血液型AB。


 ≪特技を生かして…「馬に乗る役」意欲≫ 女優業と並行して、特技の馬術を生かしてカンテレの競馬番組「KEIBA BEAT」(関西ローカル)に出演している。別番組では元騎手で調教師の福永祐一師(47)とも共演。「現場を明るくされていて、一現場一現場でインパクトを残される方で人間的に魅力的でした」と刺激を受けた。今後は「馬に乗る役とかもいつかできたらうれしい」と意欲を見せている。

 ≪昨年豪に語学留学 海外作品出演も夢≫ 海外志向もある。昨年7月には英語を学ぶためオーストラリア・ブリスベンに1カ月間、語学留学をしており「英語を使う難しさなどをいろいろ体験してきました」と振り返った。学生時代から英語の勉強が好きだといい、現在も勉強を続けている。海外の紀行番組への憧れも口にしており「いつかは海外作品に出るのも夢」と意気込んだ。

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