藤井聡太8冠 朝日杯決勝で永瀬九段に敗北「少しずつミスが出た」 年間最高勝率へ、許されるのはあと1敗
2024年02月11日 04:45
芸能
「矢倉は想像していない戦型で、その後も認識のない変化ばかり。神経を使う展開で、途中から細かいところで少しずつミスが出てしまいました」
午前の準決勝では糸谷哲郎八段(35)を下したが、将棋界のタイトルを全て持つ最強王者にしては珍しい完敗劇。この日1勝1敗と星を分けて今年度は42勝7敗となり、勝率は・857となった(未放映対局は除く)。残る公式戦はNHK杯準決勝以降、棋王戦5番勝負の最多で7局。中原誠16世名人が1967年度に残した・8545(47勝8敗)の史上最高成績を更新するには、あと1敗が許容範囲となった。
8日には第73期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第4局を制し、3連覇を達成したばかりだが、好敵手に痛い黒星を喫したことで、今後はスリリングな日々が続きそうだ。