【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第5話 モンスター兼家、腹黒?源雅信、関白、晴明 F4ならぬ…

2024年02月11日 17:55

芸能

【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第5話 モンスター兼家、腹黒?源雅信、関白、晴明 F4ならぬ…
イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「光る君へ」大河絵第5話 モンスター兼家、腹黒?源雅信、関白、晴明 F4ならぬ… Photo By スポニチ
 女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は11日、第6話が放送される。先週の第5話は、まひろの涙、道長の怒りなど見どころ満載だった中で、石井さんが描いたのは――。
 「光る君へ」は、「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」など生んだ“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 <※以下、ネタバレ有>

 先週の第5話は「告白」。まひろ(吉高由里子)は藤原道長(柄本佑)が右大臣家の子息で、母を手にかけた藤原道兼(玉置玲央)の弟だという“驚愕の真実”を知り、ショックのため寝込んでしまう。事態を重く考えた乳母・いと(信川清順)はお祓いを試みる。一方、まひろが倒れたことを聞いた道長は、身分を偽ったことを直接会って説明したいと文をしたためる。直秀(毎熊克哉)の導きにより、2人はようやく再会を果たしたが…という展開だった。

 まひろが「五節の舞」の後に気絶した理由を告白。「あなたの隣に座っていた男の顔を見たからなのです」「あの顔は一生忘れない」。泣きじゃくり「三郎のことは恨まない。でも、道兼のことは…生涯、呪う」「あの日、私が三郎に逢いたいと思わなければ…。あの時、私が走り出さなければ…」。まひろの震える体をそっと包み込んだ道長は言葉を失い…直秀に託し、屋敷へ急行した。

 一方、第4話で顔に傷をつけられた上に孤立した藤原詮子(吉田羊)は、兄・道隆(井浦新)に父・藤原兼家(段田安則)との和解を勧められるが、怒りに震えながらも「父上には屈しませぬ。私には、裏の手がありますゆえ」「兄上には申しませぬ。裏の手ですから」と不敵な笑みを浮かべた。

 雅な宮中の裏で深まる闇。その中心にいる兼家の権力への執念が加速する。まひろからの「告白」を受け館に帰った道長は、「6年前、人を殺めましたか!」と道兼(玉置玲央)の胸倉をつかむ。道兼は「虫けらの一人や二人殺したとて、どうということもないわ」。温厚で、昔から争いを好まぬ道長が「虫けらはお前だ!」と激高し道兼に殴りかかった。

 兄弟のこのやりとりを目の前に、父・兼家はニヤリと笑い、戦慄の言葉を言い放った。

 「道長にこのような熱き心があったとは知らなんだ。これなら我が一族の行く末は安泰じゃ。今日は良い日じゃ!」

 雅な宮中が描かれながらも、どこか“危うい”人の欲望が渦巻く中で、ひと際ヤバい空気を発散させるモンスター・兼家。そして、ここまで声が小さく、存在感がなかった関白・藤原頼忠(橋爪淳)の豹変、何やら腹黒さ漂わす左大臣・源雅信役(益岡徹)、最初から怪しい陰陽師・安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)のF4ならぬ“ヤバ4”を石井さんが描いた。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)、「どうする家康」(2023年)に続き3年目。

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