中村七之助 舞台で共演の大女優に感情移入できなかったワケ「その人に向かって好きですって言えない」

2024年02月11日 17:49

芸能

中村七之助 舞台で共演の大女優に感情移入できなかったワケ「その人に向かって好きですって言えない」
中村七之助 Photo By スポニチ
 歌舞伎俳優の中村七之助(40)が、11日放送のフジテレビ系「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演し、女優で劇作家の渡辺えり(69)との初共演エピソードを語った。
 この日は大竹しのぶ(66)もまじえた3人のクロストーク。渡辺が「たかちゃん(七之助)が初めて女優さんと共演したの、私なの」と振り返ると、七之助も「相思相愛の役だよね?えりさんですよ」と返した。

 七之助の役は、兄・中村勘九郎とのダブルキャスト。東京公演で勘九郎の出番が終わった後、大阪公演で七之助にバトンタッチする流れだった。渡辺によると、勘九郎は「大粒の涙を流してくれるの。別れたくなくて」と、悲運の別れをしっかり感情移入で表現してくれたという。ところが「次、弟になったわけ。大阪公演で。全然、よくないのよ。“お兄さんに代えてくれ”って言ったの」。七之助の演技は合わなかったようで、「台本、読み直せ!」などと厳しく当たったという。七之助は渡辺からのダメ出しに、「うちの父親(故・中村勘三郎さん)も怒ってね…僕にですよ?」と振り返り、「100%、僕がいけないんですけど」と認めた。

 それでも、七之助には一つだけ反論した。「ある時から、(渡辺が)車いすで出て来始めたんですよ。任侠ものでね」。公演中のトラブルで渡辺が両足の肉離れに見舞われたという。渡辺が「歩けなくなっちゃって。昔の時代ものなのに、車いすで…」と打ち明けると、七之助も「むしりの頭でね、やくざもんの格好してね、車いすに乗って…その人に向かって“好きです”って言えないです」と釈明していた。

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