三島有紀子監督「一月の声に歓びを刻め」舞台あいさつ 故郷での撮影の裏話を披露
2024年02月11日 16:38
芸能
舞台あいさつでは三島監督が裏話を披露。大阪駅前第一ビルの老舗喫茶店「マゼラ」での撮影では「三島さんの友だちが何人も貸してやってくれないかって言いに来た」と店のオーナーから明かされたそうだ。また、ラブホテルのシーンも「中学校のクラスメートが貸してくれた」。地元ならではの逸話が満載だった。
また、客席からの質問に応えるシーンも。奇しくも昨年来、ジャニー喜多川氏の性加害事件やダウンタウン・松本人志(60)の性加害疑惑報道が注目されているが、「性被害を告発したいという思いでは作ってない。元々、自分が6歳の時にそういう(性被害の)経験をした。それをキッカケにしていつか映画監督として、作家として、映画を作らなきゃなっていう思いで生きてきた。47年経ってやっと今なら見つめられるなと思った。誰かを糾弾したいとかではない。前田敦子さんのセリフにあった“なんで私が罪を感じなきゃいけないんだよ。やられたの私じゃん”というのがある。そこが核だなと思いました。男性がどうとか、女性とかは考えずに作った」と映画への思いを語った。