米ボストン交響楽団 演奏で小澤さんを追悼 看板の「B」消しイニシャルで哀悼の意

2024年02月11日 05:30

芸能

米ボストン交響楽団 演奏で小澤さんを追悼 看板の「B」消しイニシャルで哀悼の意
小澤征爾さん(C)Shintaro Shiratori Photo By 提供写真
 小澤さんが29年にわたって音楽監督を務めた米ボストン交響楽団は9日、告別の曲として小澤さんも度々指揮したバッハの名曲を演奏して追悼した。楽団の本拠地であるシンフォニーホールでのコンサートで追悼する時間を設け、小澤さんが故人に別れを告げる際によく選曲したバッハの「G線上のアリア」を演奏。曲が終わると黙とうをささげた。会場の音楽ホールでは建物の看板は普段なら楽団の頭文字の「BSO」の字が点灯するところを「B」を消して小澤さんのイニシャル「SO」にして哀悼の意を示した。
 楽団のチャド・スミス最高経営責任者(CEO)は「セイジの教えは舞台上の演奏家の中に生き続ける」と追悼。音楽監督を務めるアンドリス・ネルソンス氏は「若手音楽家として、小澤さんの活躍に、とてつもない刺激を受けた」と振り返った。

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