「光る君へ」清少納言・ウイカ「衝撃と反省」の大河撮影初日 鋭い眼光に演出“注文”「もっと優しめに」

2024年02月11日 21:00

芸能

「光る君へ」清少納言・ウイカ「衝撃と反省」の大河撮影初日 鋭い眼光に演出“注文”「もっと優しめに」
大河ドラマ「光る君へ」第6話。ききょう(ファーストサマーウイカ)(C)NHK Photo By 提供写真
 女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は11日、第6話が放送され、注目のききょう(清少納言)役を演じるタレントで歌手・女優のファーストサマーウイカ(32)が初登場。鮮烈な大河デビューを果たした。
 <※以下、ネタバレ有>

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」など生んだ“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 第6話は「二人の才女」。まひろ(吉高由里子)は藤原道長(柄本佑)と距離を取るため、そのライバルの左大臣家で間者を続けることを決断。一方、道長は次兄・藤原道兼(玉置玲央)の口から、まひろの母の事件をもみ消したのが父・藤原兼家(段田安則)だと知り、一家が背負う闇の深さに戦慄を覚える。そんな中、宮中で勢いづく藤原義懐(高橋光臣)一派に対抗しようと、長兄・藤原道隆(井浦新)は藤原公任(町田啓太)藤原斉信(金田哲)ら若い貴族たちを招いて「漢詩の会」を開くことに。まひろは参加を申し出るが…という展開。

 まひろは父・藤原為時(岸谷五朗)と道隆の屋敷へ。為時とともに講師役を務める歌人・清原元輔(大森博史)が娘・ききょう(ファーストサマーウイカ)と現れ、初対面を果たした。

 「ききょうと申します。どうか、よしなにお導きください」「胸が高鳴りますわ。大いに楽しみましょうね、まひろ様」

 この日のお題は「酒」。道隆は「今の帝の世の揺るがぬ様」を詠んだ公任の歌を褒め称えた。感想を聞かれたまひろが「公任様の作は、唐の白楽天(白居易)のような歌いぶりでございました」と述べると、ききょうは即座に「わたくしはそうは思いません」「むしろ、白楽天の無二の親友だった元微之のような闊達な歌いぶりでした。そうじゃございません?」と異なる見解を口に。元輔は咳払いをし、娘に釘を刺した。

 まひろと道長の視線は終始絡み合い、会はお開き。ききょうは「まひろ様はお疲れなのかしら。私、斉信様がお選びになった歌が好きだったわ」――。

 番組公式SNSにアップされた撮影現場からの音声コメント「君かたり」。

 ウイカは“2人の才女”の対比を探るべく「まず、まひろ(吉高)が今どういうふうにやっていらっしゃるのか、私も現場で見てみたいと思いました。まひろ自体はまだ幼くて、たぶん少し年齢差があるんですけど、思った以上に大人しいなという印象があって。あまり主張がないような、圧みたいなものが全然なくて。ちょっと子犬みたいというか、周りに対して空気を読むというか。私はそう感じたので(まひろの)優位に行くような『ふふん♪』みたいな気持ちがあったんですけど、初日で監督から『もっと優しめに』とかなり言われて『あ、私こんなに優しさの足りていない人間だったんだ』と思いました(笑)。そこは凄く衝撃を受けました。」と明かした。

 「優しさを持って、意地悪にならないように演じていたつもりだったんですけど、非常に冷たく鋭く、眼力が強く見えていたみたいだったので『優しさが足りていない』とずっと言われました。探っているような状態の相手(まひろ)に強いものを当てすぎると、そう(優しく)見えないというか、(2人の)バランスもあったりするかもしれないし、シンプルに私が初日ということで、目が鋭かったのか、どっちかですね(笑)。ちょっと力が入りすぎて、優しさが足りていなかったのかもしれないと反省しました(笑)。ちゃんとOKはもらったので、(優しさは)出ていると思うんですけど」と大河初撮影を振り返った。

 次回は第7話「おかしきことこそ」(2月18日)が放送される。

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