日テレ、ドラマ化にあたっては「意見の食い違い、それを埋める…というのは作業としてある」

2024年02月26日 15:14

芸能

日テレ、ドラマ化にあたっては「意見の食い違い、それを埋める…というのは作業としてある」
日本テレビ社屋 Photo By スポニチ
 日本テレビの定例社長会見が26日、東京・汐留の同局で行われ、昨年10月期放送の同局ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死した問題について、今月23日から「社内特別調査チーム」による調査を開始したと報告。過去のドラマ化について言及した。
 同局は、今月15日付で「社内特別調査チーム」を設置。この日の会見でメンバーの詳細を明かし、今月23日から調査を始めたと説明した。

 石澤顕社長は「このチームにより速やかに調査を進めて真摯に客観的に検証し、その上で全ての原作者、脚本家、制作者の方々がより一層安心して臨める態勢を構築できるように努めて参りたい」と思いを主張。また、同問題に関し、原作者・脚本家それぞれがSNSで意見を投稿していたことを認識していたとした上で、「その影響がどれくらいあったのか、こうした点についてもアドバイス、見識や意見を頂きながら、相互的に事実に迫りながら次に向けた建設的な報告をまとめていきたい」とした。

 同局取締役専務執行役員の福田博之氏は「映像化するまでの双方の意見の食い違い、それを埋める…というのは作業としてある。全く何も起こらず10話を作れることもあるが、そうでないことも過去にありました」と、ドラマ化にあたってスムーズに進まないこともあったが、話し合いの中で意見の食い違いを埋めてきたとした。

 同局は、芦原さんの訃報が伝えられた1月29日にはドラマの公式サイトで哀悼の意を表するとともに「映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております。本作品の制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております」とコメント。

 30日には「大変重く受け止めております」「日本テレビの責任において制作および放送を行ったもの」とし、SNSなどで関係者への誹謗中傷の書き込みがなされている現状を受けて「関係者個人へのSNS等での誹謗中傷などはやめていただくよう、切にお願い申し上げます」とした。

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