鈴木宗男氏 受刑者“さん”付け「実体験から改善しようと」 自身は逆に刑務官を注意“その言い方はない”

2024年02月26日 22:03

芸能

 鈴木宗男参院議員(76)が24日放送のABEMA「NewsBAR橋下」(土曜後9・00)にゲスト出演。受刑者の呼び捨てを4月から全面的に廃止し名字に「さん」を付けた呼称とすると法務省が明らかにしたことを受けて、持論を語った。
 法務省は15日、名古屋刑務所で刑務官が受刑者に暴行・暴言を繰り返した問題の再発防止策に関し、不祥事を招く一因とされた受刑者の呼び捨てを4月から廃止すると発表。受刑者にも刑務官を「先生」と呼ばず「職員さん」「担当さん」にするよう求める。

 2010年9月に受託収賄罪などで実刑判決が確定し、同12月に収監された鈴木氏。栃木県の民間刑務所「喜連川社会復帰促進センター」で1年を過ごした。

 鈴木氏は自身の体験から呼び捨ての再考を働きかけてきたといい、「歴代の法務大臣に言ってきました。4月から受刑者も“くん”や“さん”付けです。呼び捨てや番号はなくなります」と説明。受刑者は刑務官を「先生」と呼んでいるが「上下関係を作るようなもの。早く出たい人が“先生、先生”とゴマをするんです。見ていていいことじゃない」とし、「私の実体験から改善しようと思って、4年かかったけど実現できた」と話した。

 ある刑務所の所長からは“殺人犯もさん付けで呼んでいいのか?”と聞かれたというが、「更生させるために入れいているわけだから上下関係を作っちゃいけない。オープンな関係にしたほうがいい」と持論。

 自身は刑務官から「気を遣われていた」そうだが、「若い刑務官は受刑者に乱暴な物言いをするから、私は逆に注意しました。“その言い方はないんじゃないか”と」と回顧。「私はああいうところにいても言うべきことは言ってきた」と振り返っていた。

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