羽生九段 森内九段との永世名人対決に敗れる 王位リーグは共に1勝1敗 歴代7位141局目の対戦
2024年02月26日 20:04
芸能
羽生、森内の両者は1970年生まれの同学年で、羽生は19世、森内は18世の永世名人の資格保持者で原則として引退後、襲位する。
対局は先手羽生の角換わり腰掛け銀になり58手目、羽生が角銀を交換して駒得になった。ただ、歩切れのため互角の形勢で昼食休憩明け、森内が豊富なカナ駒を前面に押し出して攻勢を強めた。羽生王を金銀の攻めで1筋へ追い詰め、端歩を突き出して詰めろをかけた。
羽生は飛車斬りから危機を脱した後、優勢に立ったかに見えたが、森内が2枚飛車で直線的に迫り、逆転勝利した。
両者の対局数141局は同一カードとしては歴代7位に相当する。1位は中原誠16世名人(76)と故米長邦雄永世棋聖による186局(中原の106勝80敗)。羽生の最多対局としては谷川浩司17世名人(61)との168局(羽生の106勝62敗)があり、歴代2位に入っている。