羽生九段 森内九段との永世名人対決に敗れる 王位リーグは共に1勝1敗 歴代7位141局目の対戦

2024年02月26日 20:04

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羽生九段 森内九段との永世名人対決に敗れる 王位リーグは共に1勝1敗 歴代7位141局目の対戦
羽生九段 Photo By スポニチ
 羽生善治九段(53)と森内俊之九段(53)による永世名人対決が26日、東京・将棋会館であり、森内が104手で勝利した。対戦成績を羽生の80勝61敗とした。
 第65期王位戦挑戦者決定リーグの白組で実現した。両者の対戦は昨年11月の達人戦準決勝以来で、このときは羽生が勝利。同リーグは紅白ともに6人が総当たりで5局ずつ指し、トップ同士が藤井聡太王位(21)=王将など8冠=への挑戦権を争う。羽生は1回戦で西川和宏六段(37)に勝ち、森内は木村一基九段(50)に敗れたが、共に1勝1敗になった。

 羽生、森内の両者は1970年生まれの同学年で、羽生は19世、森内は18世の永世名人の資格保持者で原則として引退後、襲位する。

 対局は先手羽生の角換わり腰掛け銀になり58手目、羽生が角銀を交換して駒得になった。ただ、歩切れのため互角の形勢で昼食休憩明け、森内が豊富なカナ駒を前面に押し出して攻勢を強めた。羽生王を金銀の攻めで1筋へ追い詰め、端歩を突き出して詰めろをかけた。

 羽生は飛車斬りから危機を脱した後、優勢に立ったかに見えたが、森内が2枚飛車で直線的に迫り、逆転勝利した。

 両者の対局数141局は同一カードとしては歴代7位に相当する。1位は中原誠16世名人(76)と故米長邦雄永世棋聖による186局(中原の106勝80敗)。羽生の最多対局としては谷川浩司17世名人(61)との168局(羽生の106勝62敗)があり、歴代2位に入っている。

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