小泉孝太郎 “夜8時45分の思い出”明かす「ガラガラの声で…ほんの1、2分なんですけどね」
2024年02月26日 21:45
芸能
吉田から「うらやましいような親子関係だけど、たまに親子ゲンカは?怒られたり」と問われると、小泉は「父親とのケンカは1度もないかもしれませんね。人生で。言い合ったり、うるせえなとか…」と告白し、驚かせた。
父は72年に衆院選で初当選した。以来、郵政相、厚生相など大臣を歴任。01~06年まで首相を務め、郵政民営化などを実現した。
生まれた時から政治家だった父を持った小泉は、「こういう言い方は気持ち悪いかもしれないけど、物心ついてから、忙しい時は1週間、家に帰れない。選挙だったら1カ月、帰れない(ことが)、あるわけですよ。毎日家にいる父親っていうのがなかったので、遠距離恋愛をしているような」と、父への思いを打ち明けた。
実家は横須賀だが、父は基本的には東京・永田町が仕事場。帰宅できない時にも、父のしてくれたことに感謝しているという。「父は父で、小学校から高校まで、本当に感謝しているんですけど、会えない日は必ず電話をくれたんですよ」と振り返った。
吉田が「すばらしいね」と感激すると、小泉は選挙活動中のある日の電話を回想した。「選挙の期間中だと、喉もつぶれてね、街頭演説で。それでも夜8時45分くらいに電話してきて。ガラガラの声で、“今日は学校で何してたんだ?”とか、“今、学校ではドラクエが流行っているのか?”とか。ほんの1、2分なんですけどね」。遠くにいる父から毎晩、来る電話を楽しみにしていたという。
8時45分は、小泉にとって父子のコミュニケーションを図る、特別な時間だった。「今も夜の8時45分ごろに時計を見ると、思い出します。“あ、父親から電話かかってくるんじゃないかな?”って。染みついちゃってるんで」と話すと、吉田は「ちょっと涙出そう」としんみりしていた。