小泉孝太郎 “夜8時45分の思い出”明かす「ガラガラの声で…ほんの1、2分なんですけどね」

2024年02月26日 21:45

芸能

小泉孝太郎 “夜8時45分の思い出”明かす「ガラガラの声で…ほんの1、2分なんですけどね」
俳優の小泉孝太郎 Photo By スポニチ
 俳優の小泉孝太郎(45)が、26日放送のテレビ朝日系特番「小泉孝太郎・吉田鋼太郎 Wコータロー 東京の地下をゆく。」(後8・35)に出演し、“夜8時45分の思い出”を語った。
 名前の読みが「こうたろう」と同じ2人が、東京の地下街を街ブラする特番。吉田からは、父・小泉純一郎元首相(82)との関係を根掘り葉掘り聞かれた。

 吉田から「うらやましいような親子関係だけど、たまに親子ゲンカは?怒られたり」と問われると、小泉は「父親とのケンカは1度もないかもしれませんね。人生で。言い合ったり、うるせえなとか…」と告白し、驚かせた。

 父は72年に衆院選で初当選した。以来、郵政相、厚生相など大臣を歴任。01~06年まで首相を務め、郵政民営化などを実現した。

 生まれた時から政治家だった父を持った小泉は、「こういう言い方は気持ち悪いかもしれないけど、物心ついてから、忙しい時は1週間、家に帰れない。選挙だったら1カ月、帰れない(ことが)、あるわけですよ。毎日家にいる父親っていうのがなかったので、遠距離恋愛をしているような」と、父への思いを打ち明けた。

 実家は横須賀だが、父は基本的には東京・永田町が仕事場。帰宅できない時にも、父のしてくれたことに感謝しているという。「父は父で、小学校から高校まで、本当に感謝しているんですけど、会えない日は必ず電話をくれたんですよ」と振り返った。

 吉田が「すばらしいね」と感激すると、小泉は選挙活動中のある日の電話を回想した。「選挙の期間中だと、喉もつぶれてね、街頭演説で。それでも夜8時45分くらいに電話してきて。ガラガラの声で、“今日は学校で何してたんだ?”とか、“今、学校ではドラクエが流行っているのか?”とか。ほんの1、2分なんですけどね」。遠くにいる父から毎晩、来る電話を楽しみにしていたという。

 8時45分は、小泉にとって父子のコミュニケーションを図る、特別な時間だった。「今も夜の8時45分ごろに時計を見ると、思い出します。“あ、父親から電話かかってくるんじゃないかな?”って。染みついちゃってるんで」と話すと、吉田は「ちょっと涙出そう」としんみりしていた。

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