鈴木宗男氏 プーチン大統領は「人情家なんです」 24年前の会談を回顧“涙ポトッ”で態度一変

2024年02月26日 20:14

芸能

 鈴木宗男参院議員(76)が24日放送のABEMA「NewsBAR橋下」(土曜後9・00)にゲスト出演。ロシアのプーチン大統領との関係について語る場面があった。
 北海道・沖縄開発庁長官、内閣官房副長官などを歴任し、ロシアをはじめ各国に独自の人脈を持つ鈴木議員。1998年には閣僚として初めて北方領土を訪問、長年に渡って領土問題に取り組んできた。

 番組で、プーチン大統領との関係について聞かれると「世界の政治家の中で、プーチン氏が大統領になって初めて会った外国の政治家は私が第1号なんです」と笑顔で告白。2000年3月26日に大統領選で当選後、同年4月4日に会ったという。

 その前年の1999年、ニュージーランドで開かれたAPEC首脳会議に当時の小渕恵三首相に官房副長官として同行した際には、首相だったプーチン氏と対面した。日本人の鉱山技師4人が誘拐されたキルギス日本人誘拐事件を巡って会談したが、鈴木氏は「こっちがお願いする前に“4人は元気だ。どこにいるか分かってる。日本に協力する”と。外交カードに使える話を全く使わないでオープンに言ってくれた」と振り返り、「私はこの人はいい人だと思いました」と印象を明かした。

 2000年4月の会談では、プーチン大統領は「ふんぞり返ってる」印象だったという。自身の話を聞いていないと感じた鈴木氏は、当時脳梗塞で倒れて入院していた小渕氏のことを思い起こした。「会談した場所が1年前に小渕―エリツィン会談をやった部屋だったんです。エリツィンさんが座っていた場所にプーチンさんが、私のところに小渕さんがいたんです。これでひらめいた。生死をさまよっている小渕さんの応援があったと思ってる」と当時の心境を告白。

 「“大統領も知っている通り小渕さんは生死をさまよっている。それでも私は小渕総理の特使で来てる。それは次期森総理が一番先にロシアを訪問してあなたに会いたいと言っている。何とか日程を取りつけてくれ”と言って、私は涙がポトッと落ちたんです」とプーチン氏に涙で訴えた場面を回顧。するとふんぞり返っていた大統領の態度が変わったといい、「前かがみになってテーブルに手をついて真剣に聞いてくれて。手帳を出して“4月29日、サンクトペテルブルクで次期総理をお迎えしましょう”と。これが森―プーチンのいい関係のスタートになるわけです。だから人情家なんですね」と話していた。

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