日テレ社長 「24時間テレビ」寄付金着服問題を謝罪「あるまじき犯罪行為」 今年の放送にも言及

2024年02月26日 14:20

芸能

日テレ社長 「24時間テレビ」寄付金着服問題を謝罪「あるまじき犯罪行為」 今年の放送にも言及
日本テレビ社屋 Photo By スポニチ
 日本テレビの定例社長会見が26日、東京・汐留の同局で行われ、系列局の日本海テレビジョン放送(鳥取市)の元幹部による「24時間テレビ」寄付金着服問題について、石澤顕社長が「誠に遺憾」とした上で、視聴者や関係者に謝罪。今年度の放送については、番組の編成について「検討している」と語るにとどめた。
 24時間テレビの寄付金を巡っては昨年11月、日本海テレビ経営戦略局長の男性が2014年以降、計約1118万円を着服していたと同局が発表した。着服金の中には、同社で放送したチャリティー番組「24時間テレビ」の寄付金も含まれていたとし、この男性を懲戒解雇。鳥取警察署に被害届を提出した。

 石澤社長は「まさに言語両断。あるまじき犯罪行為と思います。誠に遺憾としか言いようがないと思います」と憤りをあらわに。「寄付をしてくださった皆様、あるいは番組やチャリティーに関わってくだっさったスポンサーの皆様、視聴者の皆様に、心よりお詫びを申し上げます」と謝罪した。

 同局は今月17日に、寄付金着服問題についての特別番組「24時間テレビ特別番組 チャリティーの歩みと今後の募金活動」(後4・40)を放送。不祥事を謝罪し、再発防止策について説明した。この件について石澤社長は「これに関しては2月17日に特別番組を放送し、その中で寄付金がどのように使われているのか、再発防止策の詳細にお伝えした。一つ一つ丁寧な対応をしながら、皆様の信頼を回復できるよう努めて参りたい」と誠意を示した。

 また、同局取締役専務執行役員の福田博之氏は、今年の24時間テレビについて「番組の編成については検討している」とし、「お伝えできる段階になればお伝えする」と説明した。

 24時間テレビチャリティー委員会は昨年12月、内部調査を行うとともに、外部弁護士を交えた不正防止対策チームを発足。「募金活動の新たなルール策定」「現金管理の専門業者への委託」「募金活動のモニタリング」「24時間テレビ不正通報窓口の開設」といった再発防止策をまとめていた。

おすすめテーマ

2024年02月26日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム