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岩崎宏美、4年ぶりアルバム 器の大きな美声で「カッコイイ中年」

2017年09月11日 20:00

芸能

岩崎宏美、4年ぶりアルバム 器の大きな美声で「カッコイイ中年」
4年ぶりのオリジナルアルバムを発売した岩崎宏美 Photo By スポニチ
 歌手・岩崎宏美(58)が8月、4年ぶりのオリジナルアルバム「Hello!Hello!」を発売した。聴く者を元気する一作で、岩崎の多彩で器の大きな歌声が堪能できる。全国ツアーも開幕し、大阪公演は来年4月15日にNHK大阪ホールで行われる。
 オーディション番組「スター誕生!」に出場し、1975年デビュー。42年の歌手人生にはさまざまな転機があった。読売系「火曜サスペンス劇場」の主題歌「聖母(マドンナ)たちのララバイ」(82年)は「あんなに売れると思わなかった」という。初めて聴いたときは「なんで戦場とか戦士なんて言葉を使うんだろうと思った。歌うとひたすらに難しかったし…」と苦笑い。だが、ドラマ後半に流れた1コーラスが評判を呼び、同曲のカセットプレゼントには200本に対し35万通の応募ハガキが殺到した。自身の代表曲となり、楽曲力を実感。「歌い続けても全く色あせない」と舌を巻いた。

 古くからの浪速ファンには、MBSラジオ「ヤングタウン」での故やしきたかじんさんらとの共演でもおなじみだった岩崎。80年から約2年半、火曜レギュラーを務めた。実は「聖母〜」が流れる火サスを、本人は「ヤンタンに生出演してたから見たことがなかった」と笑う。17日放送の同局開局65周年番組「ラジオ 65人のなかま」(日曜前9・15)で思い出が語られる。

 今年は映画「美女と野獣」の吹き替え版でポット夫人の声に抜てきされ、初声優を務めた。来年還暦を迎えるが、「元気に赤いドレスを着たい」と気力十分だ。同世代のスポニチ読者にも「力を振り絞りカッコイイ中高年を演じましょ。諦めるなよ!」と力強いエールを送った。 (萩原 可奈)

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