ききみみ 音楽ハンター
イケメン演歌歌手・真田ナオキ 甘い顔に似合わぬハスキーボイスは絶叫、酒うがい、唐辛子爆食で作り上げた
2021年05月12日 05:30
芸能
2016年、師匠・吉の提供曲「れい子」を発売。昨年1月、メジャーデビュー曲「恵比寿」がオリコン週間シングルチャート演歌歌謡部門1位になり、レコ大でも評価を得た。吉作詞・作曲の最新曲「本気(マジ)で惚れた」も同1位に輝く人気だ。
快進撃を支える「恋する確率100% ノックアウトボイス」のキャッチコピーがついた〝しゃがれ声〟は、自らつくり上げた。自身の歌声が「幼く、背伸びして大人の曲を歌ってる感じで嫌だった」。〝オトナ声〟を目指して連日、海辺や車中で絶叫、お酒でうがい、唐辛子を爆食。努力が実り、初対面の吉に「声がいい」と言わしめた。
埼玉県出身で小学生時代は軟式野球に没頭。外野手で日本代表にも選ばれたが肘を負傷した。「センター前への打球を一塁に送球した瞬間、体内に変な音がした。アウトにしたけど、複数の疲労骨折と靱帯(じんたい)損傷。野球の道を諦めました」。つらい挫折も今思えば「歌手への近道になった」と笑った。
目標はNHK紅白歌合戦出場。「年末まで歌える幸せをレコ大で味わった。次は大みそかに歌いたいですね」と目を輝かせた。(萩原 可奈)