ききみみ 音楽ハンター
放送界最高峰の栄誉に輝いても変わらない 〝オチケン〟の誓いは「音楽を通じて世代をつなげる人になる」
2021年06月09日 05:30
芸能
〝オチケン〟の愛称で親しまれるFM802DJ落合健太郎（46）が、優れた放送に贈られる第58回ギャラクシー賞のラジオ部門「DJパソナリティ賞」にこのほど輝いた。過去に星野源や爆笑問題・太田光らが獲得した放送界最高峰の栄誉。同局では初の快挙だ。
授賞式翌日に本人を直撃すると、意外な裏話が飛び出した。「実は802広報から受賞を聞いた時、〝え…嫌です。怖い、怖い〟って言ったんですよ」と苦笑い。当初は賞の重みにひるんだが、リスナーから「誇りに思います」などと祝福され、喜びがこみ上げた。
評価されたのは、担当番組「ROCK KIDS802」（月～木曜後9・00）で10代リスナーらを「ラジ友」と呼び、密に向き合ってきたこと。昨年度はコロナ禍で休校や部活動自粛などをしいられた学生を、音楽や言葉で励まし続けた。3月にはラジオでの卒業式を企画。歌手らと門出を祝った。「いまやラジ友の親の年。親に相談できない事も気軽に話せる年上の存在でありたい」。今の年齢なりの助言を心掛けている。
1974年（昭49）生まれの千葉県出身。小学5年時、親の転勤で英語の基礎ゼロのまま渡米した。周囲に邦人がほぼいない町で中高時代を送り、「思った事ややりたい事を表に出すのが苦手な性格になってしまった」。大学時代に自分を変えたいと演劇クラスを選択。表現の楽しさを覚え、学内のコミュニティーラジオでDJもした。卒業後に帰国し、DJオーディションに一発合格。2002年に802の看板番組の一つ、ROCK KIDSのDJに抜てきされ、今に至る。
福山雅治からの言葉「音楽の媒介人として若い人たちに伝えていって」は今も胸にある。「音楽を通じて世代をつなげる人になる」と誓い、オチケンはきょうもマイクに向かう。（萩原 可奈）
評価されたのは、担当番組「ROCK KIDS802」（月～木曜後9・00）で10代リスナーらを「ラジ友」と呼び、密に向き合ってきたこと。昨年度はコロナ禍で休校や部活動自粛などをしいられた学生を、音楽や言葉で励まし続けた。3月にはラジオでの卒業式を企画。歌手らと門出を祝った。「いまやラジ友の親の年。親に相談できない事も気軽に話せる年上の存在でありたい」。今の年齢なりの助言を心掛けている。
1974年（昭49）生まれの千葉県出身。小学5年時、親の転勤で英語の基礎ゼロのまま渡米した。周囲に邦人がほぼいない町で中高時代を送り、「思った事ややりたい事を表に出すのが苦手な性格になってしまった」。大学時代に自分を変えたいと演劇クラスを選択。表現の楽しさを覚え、学内のコミュニティーラジオでDJもした。卒業後に帰国し、DJオーディションに一発合格。2002年に802の看板番組の一つ、ROCK KIDSのDJに抜てきされ、今に至る。
福山雅治からの言葉「音楽の媒介人として若い人たちに伝えていって」は今も胸にある。「音楽を通じて世代をつなげる人になる」と誓い、オチケンはきょうもマイクに向かう。（萩原 可奈）
