ききみみ 音楽ハンター
Ａｄｏ 音楽チャート３２冠！！謎の女子高生が今年のブレーク筆頭
2021年03月15日 15:30
芸能
昨年初頭、当コラムで「ネット発アーティスト」を特集した。２０２０年はＹＯＡＳＯＢＩ「夜に駆ける」、瑛人「香水」などまさにネットからヒット曲が多数誕生。その流れは今年も続く。
「はぁ？うっせぇうっせぇうっせぇわ」と、パンチの利いた歌詞と声が耳に残る楽曲「うっせぇわ」。歌っているＡｄｏは、既存曲のカバー動画を公開する「歌い手」として注目を集めて昨年10月に同曲でメジャーデビュー。さまざまな音楽チャートで32冠に輝いた。先月発売した新曲「ギラギラ」もＹｏｕＴｕｂｅ音楽急上昇ランキング１位を獲得し、今年のブレーク筆頭。だが、18歳の女子高生という以外の情報はない。顔出しせずとも売れる今の音楽界を象徴するアーティストだ。
男性シンガー・ソングライター優里（23）も、ＹｏｕＴｕｂｅやＴｉｋＴｏｋに投稿した歌唱動画で人気に。昨年10月に配信リリースした「ドライフラワー」は、男性ソロアーティスト歴代最速でストリーミング１億回再生を突破。最新のビルビード総合チャートでも２位につけ、ロングヒットを続けている。
さて、個人的に今年の注目株はシンガー・ソングライター藤井風（23）。かぜ、という名が印象的だが、抜群の歌唱力と音楽センスに対し、しゃべると岡山弁というギャップも面白い。新曲「旅路」は放送中のＡＢＣ系ドラマ「にじいろカルテ」の主題歌。彼もティーンの頃から動画を数多く投稿してきたネット世代だ。飾らない天才ぶりをＹｏｕＴｕｂｅでも惜しみなく披露している。
各自がメディアを持ち自力で音楽を発信し、聴く側も好みの歌手をネットで探す時代。手軽に消費されるだけでは寂しい。後世に残る名曲が今年も生まれることを期待したい。（萩原 可奈）
男性シンガー・ソングライター優里（23）も、ＹｏｕＴｕｂｅやＴｉｋＴｏｋに投稿した歌唱動画で人気に。昨年10月に配信リリースした「ドライフラワー」は、男性ソロアーティスト歴代最速でストリーミング１億回再生を突破。最新のビルビード総合チャートでも２位につけ、ロングヒットを続けている。
さて、個人的に今年の注目株はシンガー・ソングライター藤井風（23）。かぜ、という名が印象的だが、抜群の歌唱力と音楽センスに対し、しゃべると岡山弁というギャップも面白い。新曲「旅路」は放送中のＡＢＣ系ドラマ「にじいろカルテ」の主題歌。彼もティーンの頃から動画を数多く投稿してきたネット世代だ。飾らない天才ぶりをＹｏｕＴｕｂｅでも惜しみなく披露している。
各自がメディアを持ち自力で音楽を発信し、聴く側も好みの歌手をネットで探す時代。手軽に消費されるだけでは寂しい。後世に残る名曲が今年も生まれることを期待したい。（萩原 可奈）
