【甲子園】いなべ総合・尾崎監督 相手エース・東恩納から「何とか1点取りたかった」攻略は「至難の業」

2023年08月11日 10:44

野球

【甲子園】いなべ総合・尾崎監督 相手エース・東恩納から「何とか1点取りたかった」攻略は「至難の業」
<沖縄尚学・いなべ総合> 敗れたいなべ総合ナイン(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会第6日2回戦   いなべ総合0-3沖縄尚学 ( 2023年8月11日    甲子園 )】 7年ぶり3度目の出場となったいなべ総合(三重)は、2年ぶり10回目の出場となった沖縄尚学(沖縄)に敗戦。初戦で姿を消した。
 先発した背番号10・水野陸翔(3年)が6回3失点と粘投。7回から後を継いだ背番号1・高田陽聖(3年)も2回を無失点と力投。Wエースが試合をつくった。ただ、打線が相手エース・東恩納蒼(3年)を最後まで攻略できず悔しい零敗となった。

 尾崎英也監督は試合後、「好投手、東恩納くんをもうあとちょっとのところまでいくんですが、攻略できず非常に残念です」と肩を落とした。6回には連打などで1死満塁の好機をつくったが、2者連続で空振り三振に倒れ得点できず。「予選の映像はいくつか見てきたけど、ピンチの時にはとにかくギアが上がる。身体能力の高い沖縄の子たちが切磋琢磨してしのぎを削った中でそれでも0に抑えてきた投手ですから、なんとか1点取りたかったんですけど…」と唇をかんだ。

 そして「非常に残念なところが満塁のケースとそれから(7回無死一塁での)代打・高須のファーストライナーでのゲッツーですね。甲子園で勝つのはこれまで何回も経験してきましたけど、至難の業。好投手を攻略するのも至難の業。まだまだ修行が足りないということで、もう1度チャレンジさせていただきたいと思います。もう1回来て頑張りたい」と悔しさをにじませた。

 また、今回が春夏10度目の出場となり「今年の3年生はいい子たちなので、僕に10回目(の甲子園)をプレゼントしようとよく言ってくれていた。そういう点では非常に感謝しております。誕生日にはお祝いをしてくれるし、本当に心を育てるのが高校野球の目的だと思うので、そういう意味では野球の技術のみならず、3年間で大人になって巣立っていってくれているのが非常にうれしい」と敗れたものの聖地で躍動した3年生たちに感謝の言葉を送った。

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