巨人ドラ1浅野翔吾 昇格即、初スタメンで待望プロ初安打! 3打席連続三振デビューから5打席目

2023年08月11日 15:05

野球

巨人ドラ1浅野翔吾 昇格即、初スタメンで待望プロ初安打! 3打席連続三振デビューから5打席目
<巨・D>5回、バットを折りながらプロ初安打を放つ浅野(撮影・木村 揚輔)  Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2023年8月11日    東京D )】 巨人のドラフト1位ルーキー、浅野翔吾外野手(18=高松商)が11日に出場選手登録され、同日のDeNA戦(東京D)で「8番・右翼」に入ってプロ初のスタメン出場。通算5打席目にして待望のプロ初安打を放った。
 0―0で迎えた5回、1死一塁で入った第2打席だった。相手先発左腕・東が1ストライクから投じた2球目、内角145キロ直球に詰まってバットを折られながらも左前に運んだ。

 クリーンヒットではなかったものの、さすがに安どしたのか一塁ベース上では控えめな笑顔。プロ初安打の記念球は一度、原監督のもとへいき、指揮官から門脇にポーンと渡される珍しい場面も見られた。

 「素直にうれしいです。詰まったのでどうかなと思いましたけど、落ちてくれて良かったです。これからもチームのために、ヒットを積み上げていけるように頑張ります」

 3回の第1打席は初球チェンジアップで三ゴロに打ち取られながらも一塁まで全力疾走。デビュー戦で転倒した右翼守備もここまで無難にこなして笑顔を見せていた。

 浅野は7月7日に初の1軍昇格。翌8日のDeNA戦(東京D)で代打として途中出場し、1軍デビューを飾った。

 だが、打撃では2打席連続の空振り三振。右翼守備では1軍での初守備機会で人工芝に足を取られて転倒し、宮崎の右中間への打球を二塁打に。ベンチに戻ってすぐ菅野のもとに行き、深々と頭を下げて謝罪する一幕もあった。

 笑みを浮かべながら浅野の頭を手のひらで軽く叩いた菅野は、今季2勝目を飾った試合後のお立ち台で野手の大量援護について聞かれると「本当によく打ってくれましたけど、浅野が守ってくれませんでした」と笑顔でちゃめっ気たっぷりに後輩いじり。スタンドを大いに沸かせ、さらに「本当に18歳とは思えないような立ち振る舞いというか、本当に堂々としているので。彼が凄い選手になった時に、あの時マウンドに立っていたのが自分だと自慢できるように頑張ってほしいなと思います」とエールを送っていた。

 浅野は代打でプロ3打席目となった7月15日のヤクルト戦(神宮)でも空振り三振に倒れ、デビューから3打席連続空振り三振。同21日に出場選手登録抹消となっていた。

 なお、巨人の高卒野手が1年目に安打を打つのは2019年9月4日の中日戦(前橋)で右前打を放った山下航汰以来4年ぶり。

 ◇浅野 翔吾(あさの・しょうご) 2004年(平16)11月24日生まれ、香川県出身の18歳。高松商では2度甲子園に出場し、3年生だった昨夏は初戦の佐久長聖戦で2打席連続本塁打を含む3安打4打点。準々決勝の近江戦でも大会3号となる2ランを含む3安打を放ったが惜敗。22年ドラフトでは巨人、阪神から1位指名を受け、抽選の末に交渉権を得た巨人入りが決まった。高校通算68本塁打。1メートル71、86キロ。右投げ右打ち。推定年俸1200万円。血液型A。

おすすめテーマ

2023年08月11日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム