広島・新井監督の勝負手不発も「ノーリスクハイリターンはない」 相手は防御率0・00のマルティネス

2023年08月11日 23:01

野球

広島・新井監督の勝負手不発も「ノーリスクハイリターンはない」 相手は防御率0・00のマルティネス
<中・広>交代を告げにベンチから出る新井監督(左)(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島3-3中日 ( 2023年8月11日    バンテリンD )】 広島が11日の中日戦で引き分けに終わった。首位の阪神が勝利しているだけに、痛い半歩後退となった。
 ここ4試合で42失点。投壊が止まらないチームだが、この日は先発の野村が5回3失点とまずまずの内容で踏ん張った。しかし、打線の援護がない。中日・松葉から5回までに1点しか奪えず、反撃チャンスはようやく7回。堂林の5号2ランで同点に追いついたものの、延長12回に2死満塁の好機を逃すなど決め手を欠いた。

 ポイントは同点の9回にもあった。先頭の西川が右前打で出塁。無死一塁だったが、上本に犠打のサインを出さず、強硬策で臨んだが、左飛に倒れ、続く大盛の併殺打で逸した。

 新井監督は、ここまで34戦で防御率0・00を誇るマルティネスだけに、あれがベストな選択と説明。「防御率0・00のピッチャーだから、あそこで送りバントで大盛に打ってください、はなかなか難しい。(上本)崇司がつないでくれて、打ってセカンドアウトになって、崇司が一塁残ってくれれば、こちらが作戦を考えられる。そのかわりゲッツーになっても自分が出しているサインなので気にしなくていい」と説明した。

 相手がマルティネスだけに、普通の戦略は捨てた格好。「リスクを覚悟しないとリターンは得られない。ノーリスクハイリターンはないと思う。そういう意図があった」との思いも明かし、「0・00よ。送りバントではい打ってくださいはなかなか厳しい」と話していた。

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