【阪神・岡田監督語録】決勝打の糸原「一生懸命サイン見てたけど、サインなんかないって」

2023年08月11日 23:09

野球

【阪神・岡田監督語録】決勝打の糸原「一生懸命サイン見てたけど、サインなんかないって」
<神・ヤ>8回1死一塁、勝ち越しの適時打を放った糸原を迎える村上(右)ら(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神2-1ヤクルト ( 2023年8月11日    京セラD )】 阪神は、同点の8回に代打・糸原が決勝二塁打を放ち、8連勝とした。岡田監督と報道陣のやりとりは以下の通り。
 <テレビ・インタビュー>
 ―きょうも接戦を制した。
 「まあね、5回まで10個かな? 残塁ね。まああそこで1本でも出ておけば、もっと楽な展開やったけど。打席に立ったもんが、ボール球ばっかり振っていたから、こんな苦しい展開になったんだけどね」

 ―2点目が遠かったが、糸原が仕事をした。
 「いやもう、最初からバントなんかないから。ゲッツーになっても、9回裏は1番からやからね。(糸原は)一生懸命、サインを見てたけど、サインなんかないって。バントさせるんやったら、バントするやつを出すって。糸原は打つやつやから」

 ―8回の勝ち越しの前には、岡留の起用、及川の起用があった。どんな期待を込めて送り出したか。
 「いやいや、予定通りですよ。後がいないですから。(ケラーが家庭の事情で)米国に帰ったり、(加治屋は)連投しすぎたりで、ベンチに入ってないから。右ピッチャーは3人しか入ってないから」

 ―先発の村上は?
 「もう1回行っても良かったんだけどね。ナイスピッチングだったし、100(球)くらい行ったし、ちょうどあの場面はバントで2死二塁になったからね、もうみんな四球オッケーで。最後の馬場以外はね。満塁まではオッケーだから。岡留、及川はフォアボールオッケーで行けって言ったから。ほんなら、本当にフォアボールやったけどね。もうちょっとやったけどね。2ストライクに追い込んだけどな。そこでもう1球いい球を放れるようになったらな、1軍にもっと定着すると思うけどな」

 ―シーズン2度目の8連勝。何がこの勢いをつくっているか。
 「いやいや、勢い、勢いというよりは、そんなねえ、勢いがあれば序盤に5、6点入ってるかもわからんし。まあ、だからいろんなゲーム展開なるんでね、打てない時もあるし、今日みたいにチャンスだけつくれる時もあるし、そらもう、ゲームが始まってみないと分からない状況なんですけど、とにかくね、ずっと接戦でいってても、最後は何とか勝ち切るというかね。久しぶりの後攻なんでね、最後も同点オッケーって言うてたから。そんなに“きゅうきゅう”になるなってね。勝ってるチームやのにもう。1点を守る必要ないと、同点でもいいやんか、だからそういう気持ちでやってたから、オレは楽やったですけどね」

 ―明日以降に向けて。
 「そうねえ、左ばっかりなんでね、後ろのブルペンが、まあ明日(12日)は青柳にちょっと、もうちょっと頑張ってもらいます」

 <ペン取材>
 ―岡留も及川も抑えたら自信になる。
 「そらそうやろ。でも、打たれたらあかんで。フォアボールOKやから」

 ―2人とも最悪のことをしなかった。
 「そうやなあ。2ストライク目が2人ともええボールいったからなあ。その後、追い込んで、もう1球投げれたらものすごく自信ついたと思うけどな。まだ、そこまでにはならんかったな」

 ―馬場が一番経験があるから?
 「そういうことやんか。だから、経験のない方からいって」

 ―馬場が踏ん張った。
 「あれを踏ん張ったって言うていいのか…。何かもうちょっとな、アウトの打球でいってくれたら。あれはみんな流れがよかったからやで。野手の正面いくというのは」

 ―あれで馬場も自信を深める。
 「いやいや、自信にはなってないと思うで。あの当たりは」

 ―序盤で残塁を重ねながらも勝てた。
 「今日は、本当は村上に勝ち星付けたらないかんゲームやけどな。あそこまでいって負け投手は、ちょっときつかったからな。まあここは(7回で)お役御免やと思った。もっと早い時期だったら、勝ち負けが付くまで投げさせてもよかったけど。ここは自分が負けない、でもある程度仕事しました。そういう終わり方がええと思ってな」

 ―リリーフ陣にアクシデントのようなことが重なりながら連勝が続いているのは?
 「そうやなあ、あしたはもうちょっとマシになるで、リリーフ陣。あしたの方が楽になるわ」

 ―練習前にブルワーの投球を見ていた。印象は?
 「いやいや、BK(退団したB・ケラー)より良かったよ。ちゃんと投げたから」

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