【落合×赤ヘル対談】山本浩二氏「もし指名順が入れ替わっていたら」 68年ドラフトを語る

2023年08月11日 17:20

野球

【落合×赤ヘル対談】山本浩二氏「もし指名順が入れ替わっていたら」 68年ドラフトを語る
収録に臨む落合博満氏(左)と山本浩二氏(撮影・沢田明徳) Photo By スポニチ
 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が11日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。「博満の部屋」の第3回目として、プロ野球歴代4位の通算536本塁打を放ち、“ミスター赤ヘル”と称された山本浩二氏(76)をゲストに招いて対談を行った。
 浩二氏は地元の広島県立廿日市高から法大に進学。投手から2年春に外野手転向を松永怜一監督に言い渡され、富田勝氏とともに徹底的に鍛えられた。2年秋から先発出場が増え、3年からレギュラーに定着。田淵幸一氏、富田氏とともに「法政三羽ガラス」と称され、3人は68年のドラフト会議で1位指名を受けてプロ入りした。

 1968年のドラフトは大豊作だった。浩二氏は「あの時のドラフト1位のメンバーって結構、大豊作なんだよ」と切り出すと、落合氏も「田淵さんでしょ、富田さんでしょ、山田(久志)さんでしょ、東尾(修)さんでしょ」とスラスラと名前を挙げる。有藤通世氏、星野仙一氏もドラフト1位に名を連ねた。

 落合氏は「阪急で加藤(秀司)さんと福本(豊)さんもその年だったっていう。そうそうたるメンバーですよ」と話すなど、1位指名以外にも名球会入りした選手がいた。浩二氏も「だからね、監督経験者が1位だけでも6人くらいいるわけよ」と語った。68年ドラフト1位を見ると、浩二氏、星野氏、田淵氏、有藤氏、山田氏、東尾氏がプロ野球の監督を経験している。

 落合氏から「無事に広島に指名されて、その時のお気持ちは?」を話を向けられた浩二氏は「やっぱり嬉しかったよ」と即答した。この年のドラフトは予備抽選があり、あらかじめ指名順が決められた。その順番は「東映、広島、阪神、南海、サンケイ、東京、近鉄、巨人、大洋、中日、阪急、西鉄」だった。

 事前に広島のほかに阪神が1位で来るとの予想があった。浩二氏は「(指名順は)東映ね、で、カープ。3位が阪神、4位が南海。その時にね、もし阪神と広島が替わってたら、ワシはたぶん阪神だった。となると、みんなゴロゴロ変わるんだ。トミも阪神に行きたかったわけ。仙はジャイアンツやろ、ブチもジャイアンツだった。2番目が阪神に変わってたら、どうなったかな」と語った。落合氏が「運命ですね」と話すと、浩二氏は「カープも山本浩二をとるか、星野をとるかだった。それで地元の山本浩二にした。だから、(順番が違ったら)結構ドラマみたいのがあったんじゃないかと思うな」と話していた。

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