【落合×赤ヘル対談】山本浩二氏の法大入学 受験した学部と違う! 合格通知の謎を語る

2023年08月11日 17:05

野球

【落合×赤ヘル対談】山本浩二氏の法大入学 受験した学部と違う! 合格通知の謎を語る
収録に臨む落合博満氏(左)と山本浩二氏(撮影・沢田明徳) Photo By スポニチ
 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が11日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。「博満の部屋」の第3回目として、プロ野球歴代4位の通算536本塁打を放ち、“ミスター赤ヘル”と称された山本浩二氏(76)をゲストに招いて対談を行った。
 広島県佐伯区出身の浩二氏は中学、高校と地元の学校へ進学した。「その時にプロ野球界っていうのは頭にありました?」と落合氏が聞くと「ない、ない、ない、ない、ない」と浩二氏。県立の廿日市高時代は、2年時に部員が8人という状況だったが「3年の時はベスト4まで行ったからね、広島県の。高校3年間、少ない割に一生懸命やってはきたね」と振り返った。

 落合氏から「プロ野球の指名とかっていうような話はなかった?」と聞かれた浩二氏は「あったみたい。あったみたいだけど」と明かした。3年夏の大会を前に、浩二氏を見に、広島・呉市出身で、当時南海監督を務めていた鶴岡一人氏が視察に来たという。プロ野球歴代1位の通算1773勝を挙げた名将だ。「鶴岡さんが3年の時にね、高校のグラウンドに見に来たの。あとから聞いたらね、平和台でゲームがあって、移動日で帰りに寄ってくれた。どれだけ緊張する?1人だけじゃないの、緊張してるのは。バッティング練習始まったら、バッティングピッチャーがめちゃくちゃ緊張して、速いボールを投げるわけだよ。(打撃は)全然うまくいかんし、ピッチングを見てもらっても、ピッチングも覚えてないくらい緊張した」と明かした。その結果「そんなんがあって、大学に行った方がいいだろうということを、(周囲に鶴岡氏が)言った」ということで、鶴岡監督の母校でもある法大進学を目指すことになったという。

 1964年12月、淡路島、兵庫県洲本市で行われた法大のセレクションを受けた。「田淵(幸一)もそうだし、富田(勝)もそうだし、みんなそこに集まって、合同で練習するの。あの当時、推薦枠はたぶん10何人かあったはずなんだよね。ブチ(田淵氏)は完全に特待生で入っているわけだから。トミ(富田)とワシはそこまでではなかったと思う」と話した。

 年が明けて「経営学部と経済学部を受けたわけよ。試験ね」という浩二氏。「合格通知は文学部が来た」と今では考えられないような事実を明かした。これには落合氏も苦笑いしながら「野球部の部長さんが文学部だとか?」と話を向けると「野球部がある程度枠を持っていて、当てはめていくじゃない?最後に1個残ったらしいんだよ、文学部英文科が。じゃあ、こいつにせえというのが山本浩二だった」と説明した。法政大学野球部始まって以来の英文科部員だった。

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