【甲子園】慶応・小宅「無失点に抑えられて良かった」12安打9点の打線に「すごい助けられました」

2023年08月11日 16:11

野球

【甲子園】慶応・小宅「無失点に抑えられて良かった」12安打9点の打線に「すごい助けられました」 — ＜慶応・北陸＞力投する慶応・小宅（撮影・岸　良祐） Photo By スポニチ

【第105回全国高校野球選手権記念大会第6日2回戦慶応9－4北陸（ 2023年8月11日甲子園）】 5年ぶり19度目の慶応（神奈川）が7年ぶり14度目の北陸（福井）に圧勝。前回出場した2018年以来、5年ぶりに甲子園での勝利をつかんだ。神奈川県勢は夏通算130勝（歴代5位）となった。

　慶応は打線が5回までに9点を奪うと、先発・小宅雅己（2年）も7回まで北陸打線を散発4安打無失点と好投。9回に3番手・松井喜一（3年）が4点を返されたが、逃げ切った。

　小宅は9回の北陸の大反撃に「球場全体がああやってお客さんがああいう感じになってしまうと怖い」としつつも、7回無失点の自身の投球を「あんまり調子が良いということはなかったんですけど、無失点に抑えられて良かった」と笑みを浮かべた。調子については「真っ直ぐがキレがなくて、空振りが取れなかったのが良くなかった。もうちょい上げていきたい」とした。

　また、序盤から援護してくれた打線には「今日はすごい助けられました」と感謝。自身も2安打し「自分もビックリしてます」と目尻を下げた。

　センバツは仙台育英相手に好投も敗戦。今夏は「チームを勝たせる」をテーマに練習に励み「点をいくら取られてもエースらしいピッチングを心がけて練習してきました」という小宅。大歓声の中での投球に「ああやって応援してもらえるのは嬉しい」と語った。

　次戦は高校通算62本塁打の真鍋擁する広陵と対戦する。「入りからストレートのキレを今日以上に出していかないと、広陵さんなので抑えることは難しい。テーマを真っ直ぐと決めてやっていこうと思います」と意気込んだ。