【甲子園】いなべ総合を「代打吹奏楽団」が応援 7年ぶり応援の上田さん「夢を追いかける姿カッコいい」

2023年08月11日 13:13

野球

【甲子園】いなべ総合を「代打吹奏楽団」が応援 7年ぶり応援の上田さん「夢を追いかける姿カッコいい」
スネアドラムを担当した上田さん(撮影・柳内 遼平) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会第6日2回戦   いなべ総合0-3沖縄尚学 ( 2023年8月11日    甲子園 )】 7年ぶり3度目の出場となったいなべ総合(三重)は、2年ぶり10回目の出場となった沖縄尚学(沖縄)に敗戦。初戦で姿を消した。
 一塁側アルプス席のいなべ総合応援団は最後までナインに大きな声援を送った。スネアドラム担当の吹奏楽部OG・上田真維さん(23)は応援を先導するビートを刻み「みんなで盛り上がることこそ応援なんだ」とハートをアツくした。

 不在の後輩たちの穴を埋めるため7年ぶりに聖地を訪れた。吹奏楽部の県大会出場と甲子園初戦が重なったことでOB、OGによる「代打吹奏楽団」が募集された。当時2年だった16年の春、夏に甲子園応援を経験していた上田さんはグループラインで知り「もう一度できるならば、やりたい」と即決した。

 両耳に6つずつ、口付近には4つのピアス。中学でヴィジュアル系ロックバンドの己龍(きりゅう)にひかれ、高校卒業とともに開けたピアスを「アイデンティティー。ピアスも含めて自分」と言う。音楽の道を志し、専門学校ではボーカル科で学んだ。卒業後はアルバイトをしながら楽曲をYouTubeで配信するなど音楽活動を続ける。「どんな時でもみんなに聞いてもらえる曲をつくりたい」と大きな夢がある。
 
 優勝候補の沖縄尚学に0―3で敗れ16年夏以来の勝利はならずも、上田さんは「一生懸命に夢を追いかける姿はカッコいい。自分ももっとやらなきゃね」と刺激を受けていた。

おすすめテーマ

2023年08月11日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム