仙台育英が東北に勝利 須江監督は名言健在「秋のミスは成長痛」「奇跡の奇跡の奇跡の奇跡が起こる」

2023年09月18日 13:49

野球

仙台育英が東北に勝利 須江監督は名言健在「秋のミスは成長痛」「奇跡の奇跡の奇跡の奇跡が起こる」
東北との初戦に勝利した仙台育英・須江監督(手前)=撮影・柳内 遼平 Photo By スポニチ
 【秋季高校野球 宮城県大会2回戦   仙台育英5―2東北 ( 2023年9月18日    仙台市民 )】 今夏の甲子園で準優勝した仙台育英(宮城)が秋季県大会初戦に臨み、5―2で東北を下した。先発した左腕・武藤は6回1/3を3安打1失点。右腕・山元、右腕・佐々木広の計3投手による継投で逃げ切った。
 2―0で迎えた3回には4番・湯浅主将の公式戦初本塁打の3ランでリードを広げた。打線は10安打5得点と勝負強さが光った。仙台育英・須江航監督の一問一答は以下の通り。

 ――県初戦に勝利。

 「向こうは1試合やってきて、こっちは初戦なので何でもアグレッシブにやっていこうと。相手がどこかというより、やっぱり未熟なのでミスが出るんですよね。秋の県大会の初戦らしい試合になることを想定していた。今のありのままの姿をちゃんと受け入れる、そういうことをずっと言ってきました。今日はミスした方が負ける試合ではない。秋のミスって成長痛みたいなもの。ミスによって育っていく、本当にいい経験をさせてもらいました」

 ――昨年の最上級生は「弟ズ」と名付けましたが、今年の最上級生はどうでしょう。

 「表現が難しいんですけど、この子たちはとてもいい子なんですよ。練習している姿、私生活とかを見ていると凄く楽しみ。甲子園の決勝に2年連続行くなんて奇跡の中の奇跡だと思うんです。でも彼らの練習や私生活の姿を見ていると、もしかしたら、奇跡の奇跡の奇跡の奇跡が起こるんじゃないかと思っています。毎日グラウンドでも、夜寝る時も“明日楽しみだな”ってなれる。こっちが尊敬できる感じです」

 ――2度の決勝はプレッシャーにならない。

 「凄く物事をフラットに見えている。自分たちの実力のなさを力していて、かといって卑下もしていないで前向きにやれている。優勝したこと、準優勝したことをちょうどいい感じで理解していますね。あと一歩届かなかった悲しさ、悔しさを咀嚼できていて、人間としてのバランスがいいですね。なんですかね“バランスズ”ですかね。多分バランスがいいのは、うれしさと悔しさを両方知っている子が多いんです」

 ――旧チームで主力だった湯浅が仮主将。

 「成長していく中でチームの姿が見えてくる。覆い隠せない姿が見えてきた時、どんな人がリーダーにしたらいいのかなっていうのか、見えてくると思います。まだ、決めてなくて、でもだいぶ見えてきたんじゃないかなと思います」

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