プロ初勝利逃すもナインに声かけ出迎えた中日・根尾昂「次は粘れるように」ファンは「立派」「涙出てきた」

2023年09月18日 16:53

野球

プロ初勝利逃すもナインに声かけ出迎えた中日・根尾昂「次は粘れるように」ファンは「立派」「涙出てきた」
<中・広>失策から自責点0ながら勝ち星が消えた根尾だが、気丈にナインを迎える(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   中日-広島 ( 2023年9月18日    バンテリンD )】 中日・根尾昂投手(23)が今季初登板で6回2/を4失点と力投。ただ、救援陣がリードを守れず初勝利の権利を逃した。
 6回まで無失点と快投を続けていた根尾は6-0の7回、味方の失策が絡み1死満塁にすると、マクブルームの二ゴロの間に三塁走者が生還し初失点。さらに田中を四球で歩かせ満塁にしたところで無念の降板となった。

 後を継いだ藤嶋が中村に中前適時打を浴びると、代打・松山の痛烈な打球を一塁手・ビシエドが弾く間に二者生還。根尾の投球内容は6回2/3を4失点となったが、失策が絡んだため、自責は0点だった。

 最大6点あったリードを2点に縮められると、継投した斉藤、清水と救援陣が広島打線に打たれ、6-6となり根尾の勝利投手の権利は消滅した。

 根尾は降板後、球団を通じ「最後粘りきれなかったので、次は粘れるように頑張ります」とコメントした。

 根尾の初勝利を期待したファンも投手交代の間にがっくりとうなだれるなど、お祭りムードが一転、バンテリンドームは意気消沈となった。

 それでも根尾はこの回、5人目の投手・福が小園を三振に仕留め、同点に食いとどめて攻守交代となると、ベンチを飛び出し失策した福永らに声かけ、タッチ。この姿にネット上では「初勝利が消えたすぐ後でもベンチから声出してる根尾くん、そういう姿勢すごく応援したくなる!」「根尾君が降板してからも最前列で声出してたのが救いだ…」「根尾くん、声出して出迎えてて立派…」「根尾くん一番泣きたいはずなのに守備陣帰ってくる時ベンチから出て声かけてるの見てこっちが泣く」「ベンチ前に出て戻ってくる野手に声掛けてる根尾くん見たら涙出てきたわ」と仲間を励ます様子に心を打たれる声が寄せられた。

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