楽天・田中将大 2年連続2桁敗戦に「ファンのみなさんに申し訳ない」 日本復帰後最短KOで優勝消滅

2023年09月18日 17:38

野球

楽天・田中将大 2年連続2桁敗戦に「ファンのみなさんに申し訳ない」 日本復帰後最短KOで優勝消滅
<オ・楽>3回、5失点で降板しベンチに戻りガックリうなだれる田中将(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   楽天3―6オリックス ( 2023年9月18日    京セラD )】 楽天の田中将大投手(34)が、18日のオリックス戦に先発し、2回1/3を7安打5失点で10敗目を喫した。
 2桁敗戦は昨年の12敗(9勝)に続き、2年連続。日本球界復帰後は最短でのKOとなった。これまでの日本復帰後の最短KOは今年7月4日オリックス戦の4回9失点だった。

 優勝マジック「5」としているオリックス打線に飲み込まれた。初回に森に適時二塁打を許すと、2回にも杉本の適時二塁打に味方の失策で追加点を許すなど2失点。それでもオリックス打線を止められず、3回にはさらに4連打を浴びた。1死から宗、紅林、ゴンザレス、杉本と4連打を浴びると、ベンチの石井監督が投手交代を宣告。2番手・宮森はその後のピンチを脱したが、田中将はベンチでガックリと肩を落とし、下を見つめる一幕もあった。

 この日の敗戦でチームは優勝の可能性が完全に消滅。田中は防御率5.09と5点台に落ちた。「前に飛ばされる打球が全部いい当たりをされていたので、相手にしたらコンタクトしやすかったのかなと思う。初球にストライクがとれなかったり、決めにいった球が甘くなったり。CSを争ってチームが行くぞという時期にこういう投球になってしまって、応援してくれているファンのみなさんに申し訳ない」と謝罪した。

 楽天は残り16試合。残り3勝に迫った日米通算200勝達成は厳しい状況となったが、下を向いている状況ではない。クライマックスシリーズ圏内の3位ソフトバンクとは2.5ゲーム差。石井監督は「そこ(リーグ優勝)を目指してきたので残念だけど、ターゲットがなくなったわけでない。チーム一丸となってやっていきたい」と話した。

 その指揮官の言葉に呼応するように、田中も「自分は自分でしっかり練習を積むしかない」と目線を上げた。戦いはまだ終わっていない。

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