根尾プロ初勝利ならずも…中日はサヨナラ勝ちで借金30の危機回避 バンテリンDのファン溜飲下げる

2023年09月18日 18:31

野球

根尾プロ初勝利ならずも…中日はサヨナラ勝ちで借金30の危機回避 バンテリンDのファン溜飲下げる
<中・広>11回、カリステはサヨナラ適時打を放ち、ナインから手荒い祝福を受ける(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   中日8×-7広島 ( 2023年9月18日    バンテリンD )】 中日はサヨナラ勝ちで借金30の危機を回避した。
 6-6の9回、7番手・松山が堂林に適時内野安打を浴び6-7と勝ち越しを許した。それでも9回裏、相手守護神・栗林に簡単に2アウトまで奪われたが、9回2死からビシエドが左翼席へ特大の6号ソロ。土壇場で試合を振り出しに戻し、延長戦に入った。

 7-7の延長11回、今季限りでの引退を表明している堂上が先頭で四球を選び、これを足がかりに無死満塁の好機をつくると、カリステの右前適時打でサヨナラ勝ちを収めた。

 試合は今季初登板となった先発・根尾を援護するように序盤は打線が奮闘。2回に石橋の2点二塁打で先制すると、6回2死満塁ではカリステに走者一掃の適時二塁打が飛び出し、6回終了時点で6-0とリードを広げた。

 6回まで無失点と好投を続けていた根尾は7回1死満塁からマクブルームの二ゴロの間に三塁走者が生還し初失点すると、田中に四球を与え満塁にしたところで降板。6回2/3を4失点も味方の失策が絡み自責は0点だった。

 ただ、後を継いだ救援陣が大誤算。1死満塁から2番手・藤嶋が中村貴に中前適時打を浴びると、代打・松山の痛烈な打球を一塁手・ビシエドが弾く間に二者生還。6-4と点差を縮められた。交代した斉藤も秋山に右前適時打を許すと、中日ベンチはたまらず清水にスイッチ。だが、火の付いた広島打線を止めることができず、清水も代打・末包に左前適時打を浴び、6-6の同点に。これでプロ初勝利を目指した根尾の勝利投手の権利は消滅した。

 それでも意地のサヨナラ勝ちでバンテリンドームのファンは溜飲を下げた。

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